家庭菜園をするときに必ずといって良いほどお世話になるアイテム、プランター(鉢)。選ぶときの基準は、素材、大きさ、形、色など色々とありますよね。
例えば、素材はプラスチックやフェルト製なら軽く、木製や陶器なら見栄えがよくなります。育てる野菜にもよりますが、容量は大きいほうが環境は安定します。形は、円、長方形、ポット型などが一般的です。
でも、海外のプランターを見渡してみると、この選択肢がどんどん広がっていることに気づきます。「プランターはこうあるべき」という価値観にとらわれない斬新なデザインがたくさんあるんです。
ということで今回は、海外のユニークなプランターを”アイデア”視点で紹介。一般的なプランターに満足できていない人は、ぜひここから刺激を得てみてください。
1. 貯水する
ハワイで生まれた貯水式プランター「Eco-pot」は、中の空洞に最大2リットルの水を貯めることが可能です。ここから植物が少しずつ水分を吸収する仕組みで、満杯にしておけば数週間水やりなしでもOKとのこと。「長期旅行から帰ってきたら植物が枯れていた」なんて苦い経験を持っている人にはピッタリなプランターです。
2. 積み重ねる
まるでピラミッドのように積み重なったこちらのプランターは、今海外で増えてきているデザイン。その多くは木材で作られていて、自作してしまう人も多いようです。積み重ねることで場所を効率的に使えるのはもちろん、段ごとに植物を変えることでビジュアル的にも楽しめそうなアイデアです。
3. 足をつける
ドイツ生まれのプランター「Hochbeet」は、足をつけることで栽培位置を高くし、菜園者の作業負担を軽くしてくれます。通常だとどうしても姿勢を低くしての作業になるので、特に腰痛持ちの人にとっては大きな負担になります。「大変そう…」と踏み込めていない人にもおすすめなデザインです。高齢者にもやさしそう。
4. 受け皿なし
フランスで誕生したプランター「BACSAC」は、受け皿を必要としません。独自の素材で、密閉性と通気性の両方を確保しているので、容器に水を入れても水漏れが起こりません。だから、屋内に置いても大丈夫。様々なサイズや色があり、素材が軽いうえに折り畳んでコンパクトにもできるので、使わないときの収納も安心です。
5. 手すりを利用する
イスラエルで生まれたプランター「Greenbo」は、形がとにかく個性的。中央のくぼみによって、手すりやパイプに設置できるようなデザインになっています。これは例えば、狭いベランダを持っている人におすすめ。地面には置けなくても、そこに手すりさえあれば自分だけの菜園スペースをもつことができます。
6. 折ってサイズアップ
イタリアのデザイナーがつくったシリコン製プランター「Fold Pot」は、その縁を折り返すことで容器の容量を2倍まで増やすことができる優れもの。これがあれば、植物が成長しても新たに大きなプランターを買う必要がありません。装飾が一切ないシンプルなデザインにも注目です。
7. 天井から吊るす
ニュージーランドで生まれたプランター「boskke」は、なんと天井から吊るす逆さまデザイン。屋内での使用が想定されていて、例えばキッチンの空間に吊るして料理時にハーブを収穫、なんて素敵なシーンが浮かぶアイテムです。水やりは上から行うそうですが、独自の構造で水漏れの心配はないそうです。
8. 窓にくっつける
カリフォルニア在住の男性が考えたプランター「Window Pods」は、名前の通り、窓にくっつけて使うもの。吸盤を使って自分の部屋の窓にペタペタと好きなだけ貼り付けられます。容量は少ないですが、ちょっとした緑を添えたいときに活躍します。太陽の光もいっぱいに浴びてくれそうなデザインです。
9. マグネットで壁に貼る
サンフランシスコ生まれのマグネット式プランター「urbio」は、専用プレートとプランターを組み合わせることで、誰でも家に”菜園の壁”が持てるアイテム。容器のサイズはいくつかあり、それを自分の好きな位置に配置できます。観葉植物はもちろん、ハーブなどの育成にも良さそうです。
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以上、「プランターはこうあるべき」という固定観念から抜け出した9つのユニークなアイデアを紹介しました。どれか気になったものはありましたか?
それぞれの名前にリンクも貼っているので(もしくは画像クリック)、「詳しく知りたい!」と思った人はぜひそちらの記事も読んでみてください。
すでに身近な存在であるプランターがこうして進化することで、家庭菜園ができる場所もどんどん広がっていきそうですね!
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