
© thinking hands
家庭菜園をするときに大きな負担になるのが、中腰の姿勢。水やり、土作り、収穫など、多くの作業はしゃがんで行うもの。特に腰痛持ちの方は、これが気になって「大変そうだし…」と踏み出せていない人もいるかもしれません。
そんな人にぜひとも知ってもらいたいプランターが、ドイツで生まれた「Hochbeet」。足をつけることで作業時に目線があがり、腰への負担がかなり軽減されます。
さらには、組み立てと解体が簡単、どんな場所でも家庭菜園ができる、などのメリットも。今まで「家庭菜園は大変そう…」とあきらめていた人に、新たな選択肢を与えてくれそうなプランターです。
足付きプランター「Hochbeet」
ドイツのデザイングループ「thinking hands」がつくったこちらのプランターの特徴は、なんといってもその高さ。足をつけることで、今まで地面にべったりになっていた家庭菜園の位置を上げています。

プランターの深さは約30cm。レタスからハーブ、イチゴまで様々なものを育てることができます © thinking hands
つくりもシンプル。組み立てに道具は必要ないし、解体だって簡単です。「ここで家庭菜園したい!」と思ったら、さっと組み立てて土を入れて、移動したかったら解体だってすぐにできます。

「Hochbeet」のパーツ。足となるパイプ3本、三角形の枠、ネジ、プランター本体の生地、構成部品はこれだけです © thinking hands
どんどん増やせる、コミュニティ性も
「Hochbeet」の魅力はこれだけじゃありません。「ひとつじゃ物足りない」と感じたら、横にどんどん並べて菜園スペースを広げることもできます。6つ並べて円をつくり、複数人で育てるのも楽しそうです。

複数並べたときのイメージ © thinking hands
プランターなので、そこがコンクリートであろうと設置できますし、目線が上がることで腰への負担も軽くなります。作業の疲れというのは日々積み重なっていくので、これは実はとっても嬉しいこと。楽しく、そして無理なく継続できることが大事です。
プランターというと四角や円の形が多いですが、これは三角形。「もっと収穫したい」と思っていくつも並べたときの光景がユニークになります。
興味はあるのに家庭菜園に踏み出せていない人へ。こんな風に足のついたプランターだったら始められそうな気がしませんか?
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- 「生産者は、わたし」そう自慢したい一品があふれる社会を実現したい。そんな想いを持った、家庭菜園ウェブマガジンです。おうち菜園とは
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