みんなで種だんごを放り投げよう!想い先行ではじまったこの企画。
でも、種だんご...
正直つくったことないですし、そもそも芽が出るのか?というところからのスタート。
何事もやってみないと分かりませんよね。いざ、やってみましょう!
種だんごは自然農法から生まれた
まずはインターネットで調べてみます。「種だんご」や「泥だんご」と検索すると、いろんな情報が出てきます。大きく分かったのは次のとおり。
“種だんご”とは
自然(有機)農法の父、故福岡正信氏によって発案されたもの。種を粘土、たい肥、肥料と混ぜて団子をつくる。これをまいて放置すると種が自然環境を察して、より適応しやすい時期に発芽。団子は乾燥し、鳥や虫から種を守る役目も果たす。水やりや難しいスキルも必要ないため、途上国支援で実施されることも。
これにはびっくり!
福岡正信は、有機農家にとってはバイブル本ともいえる存在『わら一本の革命』の著者なんです。僕も読みました。こんなところに繋がりがあったんですね。
“光る泥だんご”とは
さらに驚いたのは、“光る泥だんご”なるものがたくさん出てきていること。
泥(植物プランクトンが化石化した”珪藻土”を使う場合が多いようです)でつくった団子が、翡翠(ヒスイ)や珊瑚(サンゴ)のようにピカピカ光るもので、本やネット上にもその作り方がたくさんアップされていました。
これは面白そう!
ただ、いくら面白くても、おうち菜園として”光る泥だんご”をつくる意味はありません。どんなに光っても、芽が出なければ”食の知的冒険”には繋がらないからです。
すでにある種だんごをワクワクしながら作る方法があればいいなあ…
そんなふうに思い始めました。
それから、僕らの「光る種だんご」作りがはじまります。
“光る種だんご”をつくりたい!
でもさすがにこれは、ネット上には情報がほとんどありませんでした。
幸い、横浜で光る泥だんごのワークショップを行っている方とお会いできたのですが、「やったことがないので分からない」との返答。他、2社へ電話で伺ってみましたがやはり同じような返答。
ということで、自分達でやってみました!
実践!”光る種だんご”づくり!
目標は、光る泥だんごの中に入れた種が発芽して育つこと。課題は、光らせる、種が発芽する、ちゃんと育つ、の3点です。
光る泥だんごと種だんごのレシピを足したり引いたりして、ちょうど良い加減を探ってゆきます。同時に、材料も見直しました。
光らせる、発芽させる、育たせる。それぞれに適した方法は分かるのですが、3つを同時に実現してくれる解決策を見つけるのに大苦戦。
何個も何個も、失敗した”だんご”だけが増えていきます。
ちなみに、光る泥だんごの場合、1個をつくる所要時間は、乾燥させる時間もいれて約2~3時間。
いやー、ホントびっくりするくらいめちゃ地味な作業が続きました。
結果、3種類の土、2種類の有機肥料を使って、ようやくオリジナルのレシピが形になってきました!
まだ色づけに課題は残っていますが、これから活動しながら改良していきたいと思います。
種だんごワークショップの魅力6つ
前回の記事で書いた、おうち菜園の「種だんごを放り投げよう」ワークショップ。これを通して得られる“楽しみ”はこちら♪ これから定期的に開催していきたいです!
「種だんごを放り投げよう」ワークショップの楽しみ6つ
1. 種を選ぶ楽しみ
(→ 旬の野菜がお勧め。あえて嫌いな野菜を育ててみると新しい世界が開けるかも)
2. さら土をつくる楽しみ
(懐かしいですよね!”さら砂”、”さら粉”[さらこ]とも呼ばれます)
3. 泥をこねて団子をつくる楽しみ
(→ めちゃ楽しいですよっ!)
4. 磨いてピカピカにする楽しみ
(→ あなたの腕次第。やればやるほど上達しますよ〜)
5. 完成した種だんごを庭・花壇・プランターに投げ入れる楽しみ
(→ 子ども達、めちゃ喜びます!)
6. 芽が出るのを待つ楽しみ
(→ 芽が殻を破って出てきたときは、ちょっとした感動ですよ〜)
これらの楽しみから、遊びから、何かを学んでもらえたら最高です!
いつの日か、広大な土地で、地域の子どもたちと一緒に、思う存分びゅんびゅんと種だんごを放り投げてみたいものです。
そんな日がくるといいなぁ。
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- 好きな野菜は、みやま小かぶ。
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