”ほぼ養蜂家”が教える驚くべきミツバチの生態。思わず心が痛くなるオス蜂の性(さが)

みつばち

photo credit: Creative Commons

こんにちは。おうち菜園のけんちんです!このまえミツバチに4ヶ所刺されてしまいました。僕だけなら良かったのですが、ハチを手で払ってくれた友人まで2ヶ所刺されてしまい、これまでの軽装備を深く反省中です。。。

最近は通販サイトで”絶対に刺されない防護服”を一生懸命探しています。なかにはアポロ13に出れそうなものまで!笑

さて、今回は僕が刺されてしまったミツバチ君について。ミツバチ君の生態、もうホントにおもしろいんです。僕はこのストーリーを知っているからなのか、「刺されてもやっぱりかわいい!」と思ってしまいます。

女王蜂、働き蜂、働かない蜂

1つのミツバチの巣には一体何匹のミツバチが暮らしているのでしょうか?

季節によって大きく変動しますが、数千~数万と言われています。そのなかで女王は常に1匹しかいません。あとは働き蜂と働かない蜂の2つに分かれます。

ん?働かない蜂!?

働き蜂は聞いたことがあるけど”働かない蜂”って何なんでしょうね?

働くメス、働かないオス

働かない蜂とはオスのことなんです。そして、働き蜂は全てメス。つまり、巣の中には1匹の女王蜂と、働くメス、働かないオスがいます。全体の90~95%は働き蜂、つまりメスだけが懸命に働いているんです。

それはもう甲斐甲斐しく。。。清掃、育児、巣作り、門番、そして外へ出て花蜜集め。

一方のオスは、本当に何もせずに、いや唯一の仕事である”交尾”を除いて、1日中巣をブラブラしていますがご飯だけはしっかり食べます。

働き蜂

たった1匹の女王蜂から数万匹のミツバチ

女王蜂は子を産みます。もう本当にたくさん。どれくらい産むかというと、1日に1000個以上。最盛期には2000個とも。これは24時間休みなしで産み続けたとして、1分に1個のペース!驚異的ですね。

1つの巣にいる数万匹のミツバチはたった1匹の女王から生まれます。まさに大いなる母。その驚くべきパワーの秘密は、女王だけが食べるローヤルゼリーにあると言われています。

更にびっくりしたのは、女王蜂と一般の働き蜂の卵は全く同じで、幼虫の頃にローヤルゼリーを与えられたら女王蜂、与えられなければ働き蜂になる、ということ。本当に不思議です。

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働かないオスはゴロゴロ旦那?

仕事も家事も全くせずにいつも家でゴロゴロしている旦那(ごはんは食べます!笑)。あなたならどうしますか?やっぱり我慢できませんよね。

ミツバチのメス(働き蜂)も同じ気持ち。厳しい冬を迎える直前、オスはメスによって巣から追い出されてしまうんです。。

この頃、メス達によって巣の出口まで押し出されたオスが、最後の抵抗とばかりに必死になって巣の入口にしがみつく姿が見られるのですが、それも最期には手が離れてしまいます。同じ男としてこれは心が痛みます。お前もっとがんばれただろうに。。

ミツバチの巣

巣箱に出入りするミツバチたち – photo credit: uacescomm

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いかがでしたか?1つのミツバチの巣には、女王と働き蜂と働かない蜂がいて、それぞれに立派!?な役目があるんです。ミツバチなんだけども、人ごとではない気持ちになってしまいます。

あなたが男性なら、冬が来る前にやるべきことをきちんと。あなたが女性なら、爆発前に警告をお願いします。笑

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