どうも、中学はサイパンで過ごしました。おうち菜園の江里です。
前回、イケア製品を使って誰でも室内栽培キットが作れる本『ELIOOO』について紹介しました。あのオシャレな家具を材料に野菜を育てる環境がつくれるなんて、驚きでしたよね。
関連記事:材料はイケア。『ELIOOO』を読んで自分だけの水耕栽培キットをつくってみよう
ということで僕らも作ってみました!イケア製品を活用して”家庭用ビオトープ”を。コバルトブルーとピンクのPOPな室内菜園ができあがりました。
実は濱田と僕は、それぞれこうした自作菜園システムをつくった経験を持っているのですが、おうち菜園として一緒に協力して作業したのは、今回が初めて。
それでは、作業の様子の一部を紹介します!
家庭用ビオトープとは
別名「アクアポニックス」。アメリカやオーストラリアなど、いま海外で”未来の農業”として注目されている循環型農法。魚と野菜を同時に育てることができる。小型からビニールハウスまで規模を自由に調整することが可能で、家庭への設置も可能なことから、おうち菜園ではこれを”家庭用ビオトープ”と呼んでいる。
イケアのラックと収納グッズ
今回のシステムを自作するにあたって選んだのは、「トロファスト」と呼ばれるイケア製の収納ボックスと、カラフルなラック。
イケアにはオシャレな家具が本当にたくさんあり、店内を歩いていると「お!これも使えそう!」というアイデアがぽんぽん浮かんできました。まさに、アイデアの宝庫。
組み立てスタート
今回は、コバルトブルーのラックと、ピンク色のボックスを選びました。すごくPOPで目立つ色合い。
下のタンクには金魚を、上には野菜をこれから植えていくわけですが、これを繋いで水を循環させるための配管作業をこれからしていきます。
パイプ作業が完了して、骨格がほぼできあがりました!
ここから”ハイドロトン”と呼ばれる培地(土の代わり)を敷き詰めていきます。
これで野菜を育てるための環境は整いました。下に水を入れれば、システムの完成です!(金魚は後日入れる予定)
慣れないうちは組み立てに時間がかかるかもしれませんが、ふたりで実際にやってみた感想としては「慣れれば2~3時間くらいでできそう!」というもの。材料費については、1.5万〜2.5万円くらいで済みそうな印象です。
実はもうひとつ自作してます
おうち菜園は、関内(横浜市中区)にあるシェアオフィス「さくらWORKS」を平日の作業場として借りており、実はここでシステムを実際に設置中です。(さくらWORKS関係者の皆様、ご協力いただき改めてありがとうございます!)
ただ、展示しているのは今回紹介したシステムとは別のものです。市販の水槽台と睡蓮鉢を活用したもので、黒をベースに落ち着いた雰囲気。実際に金魚も泳いでいます。
今回の記事を読んで「実際に見てみたい!」と思った方は、ぜひお気軽にお越しください。もしくは「私もつくってみたい!」「興味ある!」と感じた場合でも、コメントをいただければ嬉しいです。
イケア製システムに関しても、どこかのタイミングでお披露目したいと思っています。みんなで一緒にDIYをするワークショップとかできたらいいなぁ、なんてことも妄想中です。
システムが実際に見れる場所▼
さくらWORKS
家庭用ビオトープについてはこちら▼
まさに家庭用ビオトープ。海外で話題の循環型農法「アクアポニックス」とは
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