街中に並ぶ自転車。もし、そのサドルから植物が生えていたら?そんな光景が、去年6月に日本で見られました。
指定の大学間で自転車をシェアできるサービス「COGOO」(自転車を”こぐー!”)が、とある社会的課題を世間に知ってもらうためにとった行動が、とても素敵です。その問題とは、”放置自転車”。
日本では、年間約200万台も発生しているという放置自転車の存在に気づいてもらうために、「COGOO」はなんとサドルを改造し、植物の種を埋め込み、プランターにしてしまいました。
こんな珍しい光景を見たら、通行人は驚き、写真を取らずにはいられません。
「SADDLE BLOSSOMS」と題されたこのイベントは、去年5月に千葉大学と横浜国立大学前で行われ、多くの通行人や学生に”放置自転車”の存在を鮮やかに伝えました。この鮮やかさの数だけ、世に自転車が見捨てられているということです。
皆さんは、世間にどうしても知って欲しいことがあるとき、それをどのように伝えますか?言葉にしますか?それとも、写真や映像にして訴えかけますか?
「COGOO」がとった行動からは、たくさんのことが学べるはず。
ぜひ動画もご覧ください。
all the images are captured on SADDLE BLOSSOMS – The Exhibition of Bicycles’ Abandoned Time via Youtube
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