梅雨に入るとなぜか小学校時代のサッカー部を思い出します、おうち菜園の江里です。
ニューヨーク州ブルックリン区のデザインスタジオ「Aprilli Design Studio」がデザインした未来の農業施設がすごいです。「SkyFarm」という名称通り、まるで巨木のように空に向かって菜園が広がる様子は圧巻!
果実のように建物にたくさんついているのは、10メートル四方の栽培スペース。ここで契約農家がトマトやリンゴ、サクランボなどの果樹を育てられるように。もう地上で農業はしないんですね。
屋上には、太陽光と風力発電施設が設備されているので、ここでつくられた電力を利用して施設内の光量、温度、湿度をコントロール。屋外とのことなので、光は外からもたっぷり入ってきそう。
本格的に農業をやりたい人は上部の屋外栽培スペースを利用する一方、その下には住民が利用できる市民農園(屋内)もあります。ここは、展示会や教育スペースも兼ねているそう。交流が広がりそうなスペースです。
ここまでが地上部分。さらに地下に移動すると、そこにはファーマーズマーケットや食材加工・保管庫が。みんなで育てて、収穫して、交流して、買って、料理して、食べて、学んで、と様々な体験が生まれそう。
これはまだデザイン段階なので、実現するかどうかはわかりません。でも、こんな風に「こういう未来ほしくない?」と提案されると、なんだかワクワクしてしまうのは僕だけでしょうか。
例えばもし、2030年から未来人がやってきたら、「え!?まだ地上で農業を!?」などと驚くのかもしれません。
皆さんは、未来の農業の形についてどんなイメージを持っていますか?
(via Yanko Design)
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