近所を散歩していると、ミカンが実っている木があったり、小さな畑でトマトやゴーヤが育つ光景があったり、大きな畑でずらっとキャベツが育つ姿があったりと、実は意外と”菜園風景”は身近に広がっているもの。
当たり前ですが、普段スーパーで目にする食材は”収穫後”の姿なので、身近に菜園風景があることが「こうやって育つんだ」という安心感や、野菜への親しみにも繋がります。
そしてもし、そうして見つけたご近所さんの野菜を手軽に食べられる環境があったら?もちろん無断ではなく、ちゃんとお互いにやり取りをして納得をしたうえでです。
そんなコミュニケーションを円滑にしてくれるサービスが「RipeNearMe」。これを活用すれば、今までは当たり前ようにスーパーで買っていた食材が、”ご近所さんの野菜”に変わっていくかも。
“野菜”をきっかけにご近所さんと繋がる「RipeNearMe」
「RipeNearMe」の使い方は、とてもシンプル。まずは自分の地域のマップを開きます。すると登録されている生産者の場所が野菜アイコンと共に表示されるので、気になった場所をクリックしましょう。すると、生産者のページが表示されます。
生産者と繋がれる仕組み
「RipeNearMe」の良いところは、生産者と心地よく繋がれる仕組みができているところ。SNSのように生産者と”友達”になることもできれば、収穫の通知を受け取るために”購読”をするという選択肢もあります。
誰でも生産者登録!農家でなくてもOK
また、家庭菜園レベルでも生産者として登録できるので、「菜園つながりでご近所さんと交流したい!」という想いを持っている人にもオススメ。
もちろん販売をすることもできますが、他にも「交換」「おすそわけ」といったシェア方法も用意されているので、交流目的の人はこちらのほうがよりサービスを楽しめそうです。
以前紹介したサービス「HerbShare」もそうですが、こんなふうにウェブを活用することで”近いのに繋がっていなかった人たち”が交流できるきっかけが生まれるのは素晴らしいです。
日本ではまだ使えないサービスですが、このアイデアを活用することで、農家さんや家庭菜園者、さらには地域の消費者も楽しくなる仕組みが作れるかもしれません。
Ripe Near Me – local food, home grown vegies, neighborhood fruit
Profile
- Twitter:@ouchisaien
- 「生産者は、わたし」そう自慢したい一品があふれる社会を実現したい。そんな想いを持った、家庭菜園ウェブマガジンです。おうち菜園とは
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