どうも、実はこれでも帰国子女、おうち菜園の江里です。
以前、食材の保管と計量をひとつにまとめた画期的なグッズを紹介しました。これを一緒にしちゃうなんて考えたこともなかったので、けっこうな驚きでしたよね。
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そして今回紹介するのは、初めての料理のときには特によく使うキッチングッズ、クッキングスケール。カリフォルニアの会社が開発したこのスケールがすごいのは、重さを計るのと同時に、その食材の栄養素も教えてくれるところ。
食材の栄養価がわかる計量器「Prep Pad」
「Prep Pad」の大きさは約23×16cm、専用の無料iPadアプリ「Countertop app」と連携して使う計量器です。計測はグラム単位で、最大6kgまでの重さを計ることができます。
最大の特徴は、置いた食材の栄養価(カロリー、脂肪分、たんぱく質、炭水化物、ビタミンなど)を教えてくれる機能。アプリにはUSDA(米国農務省)の栄養情報がたっぷり入っているので、そのデータベースを元に適切な栄養価を教えてくれます。
「Prep Pad」の使い方
「Prep Pad」の使用風景を少し説明しましょう。まず最初にアプリ上で、自分のプロフィール(名前、性別、体重)を入力。すると、適切な栄養バランスを提案してくれます。もちろん、自分で目標カロリーなどを設定することも可能です。
そうしたら料理をスタート。従来の計量器と同じように食材を乗せると、iPadの画面上で「この食材ですか?」とアプリが聞いてくるので、適切なものをタップ。するとその食材の栄養素を教えてくれます。
計る食材は加工前から後、固形から液体までOK。容器に入れるときは、最初に計量器に置いてアプリ上で指定アイコンを押せばちゃんと認識してくれます。
他には、”お気に入り”する機能も。よく使う食材はもちろん、「ラザニア」「チャーハン」と料理単位で栄養バランスを登録しておくことも可能なんです。これは計量だけではなくて、「あの食材の栄養素ってどうだっけ」と辞書感覚でも使えそうな予感。
「Prep Pad」の値段は、150ドル(約1万5000円)。従来のクッキングスケールに比べると高いですが、食に気をつかっている人は喜ぶグッズなはず。おいしくて健康にもよい食事を、もっと身近にしてくれそうです。
The Food Scale That Takes Your Kitchen Digital | Prep Pad by The Orange Chef Co.
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