たんぽぽコーヒーって独特な味がしますよね、おうち菜園の江里です。
ドイツの写真家、ダイアナさん(Diana Scherer)が撮ったお花たちがとても印象的。美しいのはもちろん、花瓶の部分をよく見てみてください。実はこれ、花瓶ではなく”土”そのものなんです。柄ではありません。
花瓶の中身をあらわする「Nurture Studies」
“育む学問”という意味で題されたこのシリーズは、植物が花瓶の中でどのように根を張り、育っているのかをあらわにしたもの。
どのようにこの写真を撮ったのかは不明ですが、ある程度成長してきたところで花瓶(特別なもの?)を丁寧に割ったのだろうと思います。しっかりと根が張らないとここまで綺麗に形は残らないので、割るタイミングはかなり難しかっただろうなぁ。
私たちが普段見ない世界
普段、私たちは土の中を見ることはありません。これは海でも同じです。土に根を張る植物も、海を泳ぐ魚も、わたしたちとは全く違う生き方をしています。そういう意味で「Nurture Studies」シリーズは、普段見ない植物の一面を見せてくれるユニークな作品です。
例えば、コンクリート上に生えているタンポポの根が観察できたら、植物を見る視点が変わりそう。たった1本の植物がこんなにもたくましく根を張っている、そんな気づきを与えてくれる作品やグッズが今後も生まれてくるといいなぁ。
ダイアナさんの公式サイトでは他にもたくさんの作品が並んでいます。写真を見てビビッときた人はぜひチェックしてみてください。
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