皆さんの周りには”遠いようで近い存在”ってありますか?例えば、ネットのおかげで離れた場所でも家族と、恋人と、友人と繋がることができるようになった。そんな関係も”遠いようで近い”かもしれません。
メキシコのスタジオ「SHIFT」がデザインしたプランター「La Morena」の素材は、セメントと木です。ずっしりと重みのあるセメントを囲うように、レーザーカットされた木のフレームが並んでいます。
このプランターには、私たちの身近な素材について考える、ちょっとしたヒントがあるような気がします。
“セメント”と聞くと私たちはあまり自然をイメージしませんが、この主な材料となる「石灰石」は山で採れます。木はどうでしょう?こちらも山にありますよね。
こんな風に考えると、セメントと木も”遠いようで近い存在”。私たちがちょっと想像力をふくらませれば「来た場所は一緒なんだ」と気づきます。「La Morena」は無機質なようにも見えますが、姿が少し変わっただけで山からやってきたのは同じなんです。
皆さんも、身近な素材についてちょっとだけ想像をふくらませてみてください。もしかしたら、そこにある意外な繋がりを発見して愛着がわくかも。
All photo via SHIFT
Design: SHIFT
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