「植物を身近に感じる生活」このイメージに一番近いのは、やはり自分たちが暮らすおうちの中で育てることではないでしょうか。
オランダの大学生が開発したインテリア菜園「Herb²」は、ハーブ専用の栽培ボックス。合計20個の”ハーブ箱”が縦に並ぶ、空間をうまく活用した菜園です。
箱ひとつひとつにはプランターとLEDライトもしっかり完備。小さなボックスごとに、ハーブの生育環境をつくり、室内でも元気に育ってくれます。おうちでハーブ園をつくりあげ、空間にもよくなじむデザインです。
実は…「Herb²」にはもうひとつの姿が…
ピシッと整った状態も、ボックスを引っぱり上げてみると、左右対称のきれいなフォルムへ早変わり! 十分な日照と換気ができます。
閉じた状態でも、LED活用で温度は最適に。年中、おうち菜園OK。防水性の“プランターバッグ”を使用し、ほどよく育ったハーブは、バッグごと入れ替え可能。汚さず、簡単で、いたれり尽くせりですね。
▼ 「Herb²」の制作映像。開くシーンは、1:56あたりから。
見た目のスマートさだけではなく、ちゃんと生育環境も考慮され、“育てるための機能的デザイン”がされているのは、注目どころです。プランターひとつではなく、いくつも置いて”菜園規模”で楽しめるデザインもおなじく。
お子さんがいれば、一緒にボックスを広げたり閉じたりと、ちょっとした親子のコミュニケーションになるかも。
室内菜園できるだけでなく、変形し、ふたつの顔を持った「Herb²」。“おうちで育てる”という領域もすこしずつ耕されているんですね。楽しく種がまける場所が、もっともっと増えますように。
All photo via urban gardens
Design: Mariann Hildal, Milda Liubinskaite
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— おうち菜園
Profile
- Twitter:@0mija
- 「世界の菜園」担当。好きな野菜は、ショウガ。
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