“追熟”って？サツマイモと洋梨の正しい保存で甘みを引き出そう [みんなの野菜保存法]

「野菜やフルーツは採れたてがおいしい！」ばかりではありません。収穫してからしばらく保存しておいた方がおいしいものがあります。この作業を、追熟（ついじゅく）と呼びます。

例えば、今が旬の「サツマイモ」や「洋ナシ」は追熟が必要な野菜やフルーツ。せっかく手に入れた新鮮な食べ物ですから、おいしく食べるために追熟をマスターしましょう！

サツマイモの追熟

サツマイモは、収穫したばかりは甘くありません。収穫してから最低でも2週間、できれば1ヶ月以上は追熟しましょう。

追熟させることでサツマイモのデンプンが糖に変化していき、甘〜いサツマイモになります。

保存のポイント3つ

・乾燥させる
・新聞紙でくるんで2週間保存する
・冷蔵庫には入れず室温で保存する

10℃以下では低温障害をおこし傷みが早くなるので、冬場はご注意ください。
適切に保存すれば、秋に収穫したものを春までもたせることもできます。

洋ナシの追熟

洋ナシは木になっている間は熟成してくれず、収穫してはじめて熟成がはじまるフルーツです。

そのため、収穫したてを買ってすぐに食べてもおいしくありません。追熟を上手にさせることで、おいしさがぐっと増します。

青みが残る洋ナシを買った場合は、紙袋などに入れて、室温で1〜2週間ほど保存します。逆に熟した洋ナシを買った場合は、冷蔵庫など低温の場所で保存することで、追熟を遅らせることができます。

食べたい時にあわせて保存温度をコントロールすることが重要です。全体が黄色がかってきて、軸の周辺にやわらかさを感じたあたりが食べごろです。

保存のポイント3つ

・青みが残る洋なしは紙袋に入れて室温で保存
・熟した洋なしは低温で保存
・全体が黄色ががってきたころが食べ頃
ちょっとひと工夫するだけで、野菜や果物の甘みがぐっと増す。これを知っているだけで、食事のときのうれしさが違ってきそうです。

追熟については、色々と試してみて、好みの熟成度合を見極めるのも楽しいかもしれませんね。

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