皆さんは、銀座のビルの屋上でミツバチが飼育されていることを知っていますか?ここで採れた良質なハチミツは、街の職人やお菓子屋さんに使われ、特製スイーツやカクテルが誕生しています。
ミツバチと聞くと「え!?こわいこわい!」と思うかもしれませんが、やさしく接してあげれば、実は驚くほど穏やかで、攻撃的に刺してくることもありません。
このムーブメントを作っているのが、NPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」、通称”銀パチ”です。この団体が、2020年開催の東京オリンピックに向けて、観光客への新しい形の”おもてなし”を構想中。
その運営費を含め、一緒にコミュニティを作っていきたい仲間をクラウドファンディングサービス「READYFOR?」上で募集しています。目標金額は20万円、締め切りは10月9日(木)の23時です。
“銀パチ”ってどんな団体?
“銀パチ”と聞いて「?」と思った方へ、簡単に説明させてください。「銀座ミツバチプロジェクト」は、2006年に銀座の「紙パプル会館」というビルではじまったプロジェクト。ここの屋上を養蜂場(ミツバチの飼育場)として活用しています。
“銀パチ”の活動の一番の特徴は、「街の環境づくりを応援する」ということ。採れたハチミツをそのまま販売するのではなく、あえて街のお菓子屋さんやバーに材料として取り入れてもらい、ミツバチをきっかけに街の人々を繋いでいます。
また「世界の食料の3分の1は、ミツバチの授粉に依存している」という言葉があるくらい、環境においてミツバチはとても大切な存在。もし彼らがいなくなったら、私たちが普段食べているトマト、カボチャ、イチゴ、メロンなどは実らないのです。
だから”銀パチ”は、ハチミツをきっかけに人を繋げつつ、環境づくりにも貢献しています。桜にさくらんぼが実ったり、街路樹を担当している”緑化部”の人がなるべく花を切らないようにしたり、農薬を使わないでくれたり、環境にやさしい街づくりが生まれています。
“銀パチ”は、今年で活動9年目を迎えます。今までミツバチをきっかけに人を繋ぎ、周りの生態系を豊かにしてきたこの団体が次に挑戦するのは、6年後の東京オリンピックに向けて増えてくる訪日外国人、地域から訪れる観光客への新しいおもてなし、コミュニティ作りです。
支援するとどんな特典があるの?
今回”銀パチ”が挑戦するクラウドファンディングプロジェクトに支援するともらえる特典は下記の通り。(支援額によって内容が異なります)
3000円
・サンクスレター
・銀座の屋上ミツバチ見学ツアー引換券あるいは銀座の街歩き引換券(1回分/3人まで)
10,000円
・銀座ビアガーデン会員証
・銀座はちみつ子瓶(50g)
・銀座の屋上ミツバチ見学ツアー引換券あるいは銀座の街歩き引換券(1回分/3人まで)
20,000円
・銀座ビアガーデン会員証
・銀座はちみつ子瓶3個(50g)
・銀座ミツバチプロジェクトTシャツ
・銀座の屋上ミツバチ見学ツアー引換券あるいは銀座の街歩き引換券(1回分/3人まで)
※銀座ビアガーデン会員証は、”銀パチ”の事務所(紙パルプ会館10F)に1年間自由に出入りできるもの。Facebookの非公開コミュニティにも招待され、より密接に関わることができます。
「まずは養蜂場を見学してみたい」という方は3000円を、「がっつり関わっていきたい!」という方は10000円から支援すると良さそうです。銀座で採れたハチミツの子瓶もついてきます。
実は、おうち菜園は今年4月に広報の田中さんにインタビューを行っていて、養蜂場の見学もさせていただいています。そのときも、東京オリンピックへの想いを熱く語られていました。
2020年には東京でオリンピックが開催されるので、これからどんどん海外の人が日本にやってきます。そうした状況の中で、”環境立国”としての日本を押し出していけば、世界から尊敬される国になると思います。私たちが2006年からつくりあげてきた「街が環境を応援する」というような形が、これからどんどん増えていけば嬉しいです。(広報・田中さん)
ーインタビュー記事「銀座でミツバチを飼育して9年目。”銀ぱち”広報の田中さんに聞いた街づくりの秘訣」より一部引用
興味のある方は、これを機会にぜひミツバチとの関わり方を考えてみてください。
ミツバチが元気になることで自然が豊かに、そして採れたハチミツで人が繋がり街が元気に。そんな想いの込もった活動が、これから新たなステージへと進んでいきます。
▼支援はこちらから!(10月9日木曜の23時が〆切)
銀座の屋上ビーガーデンから新しいコミュニティを作りたい!(田中章仁) – READYFOR?
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