どうも、ツリーハウス暮らしを夢見る、おうち菜園の江里です。
みなさん、トルティーヤってよく食べますか?メキシコ、アメリカ南西部・中部のトウモロコシをすりつぶした伝統的な薄焼きパンで、今では小麦粉を材料に作ることも多くなりました。「タコス巻いてるやつ」と言えば想像いただけますでしょうか?
これ単体では料理は成立しないので、この具となる野菜やお肉、ペーストなどを作って丸めて食べるのですが、この「具を自分でつめる」過程が楽しくて、特にパーティだと「今度が何を入れようかな〜」と会話が弾むアイテムでもあります。
ただ、ボリューム的に1ピースで満足するものでもないので、ひとりで5枚とか食べることも。そうなると作る側がかなり大変なんですね。みんなが食べているなか、何十枚ものトルティーヤを裏で作り続けるという。。
そんな状況に登場するのが、スイス企業が開発したクッキングマシン「flatev」。まるでコーヒーメーカーのように、専用のカートリッジを投入すれば1分でほかほかのトルティーヤができあがり!という優れものです。
1分でトルティーヤがつくれる「flatev」
この炊飯器サイズのトルティーヤ専用クッキングマシンの使い方は、とてもシンプル。専用のカートリッジを機械の上から投入して、ボタンをぽちっと押すだけ。すると、下からできたてのトルティーヤが1分以内に出てきます。
専用カートリッジは、小麦粉、トウモロコシ、青トウモロコシの3種類で、他に水、ベーキングソーダ、塩が材料として用いられています。材料が全て”グルテンフリー”なのも、健康志向の人にはうれしい事実。
「flatev」はまだ市販はされておらず、販売開始は2015年を予定。値段は、本体が300ドル、カートリッジはひとつ1ドル以下を考えているそうです。(公式サイト上で予約が可能)
これだったら誰でも簡単にトルティーヤが作れるし、食事後の片付けも減りそう。食事を楽しむことに集中できます。純粋に”料理”を楽しみたいときはじっくり時間をかけて、家族や友人との”食事”を楽しみたいときはマシンに任せて、という風にバランスを取るといいかもしれません。
すでに普及しているクッキングマシンとして浮かぶのは炊飯器、あとはコーヒーメーカーも含まれるでしょうか。職人の味をマシンで再現するのは限界があるとは思いますが、こうしたものが家庭で手軽にさくっと作れるのは大きな魅力です。ここにとうとうトルティーヤが登場すると。
「○○を1分でつくれるマシン」という文の○○の部分に色々なレシピを当てはめて考えてみると、もしかしたら面白いアイデアが浮かぶかも。
flatev | The Tortilla Machine for your Home
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