みなさんは”こわくない蜂”ってどんな蜂だと思いますか?
今回紹介するベンチ「Buzzbench」(バズベンチ)の設置の目的は、「蜂はこわい生き物」という一般的なイメージを取り除くこと。
ある”しかけ”があって、人だけでなく蜂も引き寄せます。「座ると蜂に刺されてしまうんじゃない?」と思いますが、そんなことはありません。

デザインは、オランダのアーティスト、アンネマリーさん(AnneMarie van Splunter)によるもの。「Buzzbench」を提案することで、人と蜂の距離を縮めたいと考えました。
スズメバチのように社会性を持って大きな巣を守る蜂もいますが、「Buzzbench」に集まる蜂は単独行動を好み、この巣穴に一人暮らしをします。
やってくるのは、クマバチやマメコバチなど。彼らは守るべき大きな巣を持たないので、自分から人を刺しにいくことはないそうです。

ベンチの側面に空いたたくさんの穴。これが蜂を惹きつける”しかけ”です。板でサンドされた竹などがそれぞれトンネル型の巣になります。
2倍も働く”花粉の運び屋”
クマバチやマメコバチは、ハチミツを作らない代わりに重要な役割を持っています。それは、花粉の運び屋。多くの花々を飛び回って受粉をさせてくれるのです。
なんとその量はハチミツをつくる蜂の2倍という活躍ぶり!彼らを菜園や農園に呼ぶために「bee house」や「bee hotel」と呼ばれるおうちを置くこともあるそうです。
名前からして警戒してしまいそうですが、菜園に豊かな実りをもたらしてくれる彼らと、もっと仲良くなれるといいですね。

設置された蜂のためのホテル「bee hotel」
この共生ベンチに座って蜂たちと向き合ってみると、蜂たちのふわふわした毛並みをかわいいと思ったり、「ブーン」という羽音も心地よいハミングに聞こえてリラックスできるかも。
みなさんの菜園には蜂がやってきているでしょうか?もしかすると菜園生活を一緒に楽しめる蜂もいるかもしれませんね。
Photo via Fast Company,voordekunst,Rainy Day Entertainment
Design: AnneMarie van Splunter
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— おうち菜園
Profile

- 「世界の菜園」「アクアポニックス」担当。好きな野菜は、ブロッコリー。