横浜から1時間で行ける、コミュニティ型貸し農園「Bloom Farm」(ブルームファーム)

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ここ数年で畑をレンタルできる「貸し農園」が特に関東で増えてきています。自宅にスペースがなくても手軽に家庭菜園が楽しめるのは、大きな魅力ですよね。

今回紹介するのは、横浜から1時間弱行ったところにある貸し農園、「BLOOM FARM」(ブルームファーム」。

すでにプレオープン中のこちらの貸し農園、先日足を運んだのですが、とにかく開放感たっぷり!必要な道具はすべて現地にあり、キッチンからピザ釜まで。”菜園”をきっかけに人々と触れ合える、神奈川エリアの新たなコミュニティになりそうな予感です。

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手作りの看板

空、植物、人、鳥に囲まれて育てる農園

まず行って感じたのは、空がいっぱいに目に入る開放感。天気のいい日は、本当に気持ち良く農作業ができます。

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全部で176区画ある貸し農園エリア

農園スペースには、大きなオリーブの樹が1本あり、ベンチと手作りのバードハウスも。一休みしたいときは、樹の下のベンチがとても気持ちいいです。

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立派なオリーブの樹

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畑に囲まれながら、ベンチで一休み

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オリーブの樹にあるバードハウス

それぞれの区画も、白い枠でわかりやすく区切られているので、自分だけのこだわりの家庭菜園を実践しやすい環境です。

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利用者が育てている野菜たち

手ぶらでスタートできる環境

初心者の方でも安心して体験できるよう、必要な道具や資材はすべてここに。下記が、Bloom Farmにある設備リストです。これだけあれば、手ぶらでも来ても安心。

Bloom Farmの設備

・種苗(初回のみ無料)
・各種農資材
・ビザ釜*
・BBQグリル*
・休憩スペース
・トイレ
・ロッカールーム
・駐車スペース

*有料

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建設中のコミュニティスペース

一本道をはさんで、正面にあるのは、現在建設中のラボラトリーエリア。ここは、収穫した野菜を調理できるキッチン、人々が集うことができるコミュニティスペースとしての役割を担っていきます。天井が高くて、中にいても開放感を感じるほど。

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ラボラトリーの色は、地域の景観にも配慮して、目立ちすぎず、かつ印象的な青色を

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現在建設の真っ只中。高い天井に太陽の光が上から注ぎ込みます

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ピザだけでなくパンなど、アイデア次第で様々な調理ができるビザ釜。こちらも現在制作中

困ったときはいつでも質問できる環境

そして、助かるのが、農園に常駐してくれる菜園アドバイザーの存在。困ったときはいつでも質問できるので、初心者にはピッタリの環境です。

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菜園アドバイザーの大谷さん(左)と木村さん(右)

Bloom Farmができるまで

では、どのような経緯でBloom Farmはできたのでしょうか。代表の漆原さんにお話をうかがいました。

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代表の漆原さん

漆原さんの実家は、植木屋です。植物を育てる道のプロとしてずっとやってきた漆原さんでしたが、貸し農園をやろうと思ったきっかけは、近所の貸し農園のとある環境だったそうです。

「そこは、道具をすべて自分で持ってこなくてはいけない貸し農園だったので、肥料や道具など、あちこちに散乱していて。だったら、全部こっちで一式そろえてあげればいいのではないかと思い、手ぶらでも来れる貸し農園にしました。」 — 漆原さん

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Bloom Farm公式サイトのトップページ

また、植木屋と貸し農園では植物を扱う点は同じでも、農園では「収穫」「食べる」という体験が新しく加わりいます。どういった想いで貸し農園を開こうと思ったのでしょうか。

「人々が気軽に集まれる場所をつくりたいと思いました。家庭菜園であれば、収穫した野菜をみんなで食べたり、その収穫物を”野菜ブーケ”にして近所におすそわけしたり、繋がりが生まれやすいんです。」 — 漆原さん

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入り口に設置している物販コーナー。仕事帰りに寄って買っていく人が多いとか

やりたいことを実践できる”実験の場”

近日中に完成予定のラボラトリーエリアですが、ここでは様々なイベントやワークショップの開催を予定。「貸し農園」という看板はあれど、あえてテーマを「農業」に絞るつもりはないそう。

「ラボタトリーエリアは、みんなの”実験の場”として使ってもらいたいです。テーマを農業に絞るつもりは決してなく、貸し農園をきっかけとして人の交流が生まれれば、うれしいです。」 — 漆原さん

例えば、みんなで夜に集まって映画上映会を開いたり、DIYのワークショップを開催したり、”農園付きのコミュニティスペース”とも呼べそうです。

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お茶用の葉を育てているエリア「K. Tea’s Lab」。ここから採れたものでお茶をいれて飲み比べするイベントなども開催しています

育てて食べる、交流する、つながる

毎日スーパーで買っている野菜を、自分で育てて食べるだけでも贅沢ですが、一番の喜びを得られるのは、それをきっかけに仲間と味わい、会話を楽しむこと。「おいしい」が「たのしい」に変わるのは、そうした”繋がり”が生まれた瞬間なのかもしれません。

これから出来上がっていく段階だからこそ、みんなで一緒に、”野菜も場所も育てていける”タイミング。横浜エリアで貸し農園を探している方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

Bloom Farm(ブルームファーム)

住 所: 神奈川県藤沢市葛原489-5
料 金: 月々7,000円〜12,500円
休園日: 毎週水曜日、年末年始休業
公式HP: http://www.bloomfarm.info

見学のお申し込みは、 info@bloomfarm.info まで。

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