水やりは53年間で一度だけ。この男性が育ててきたボトル菜園が神秘的すぎる

どうも、夏よりも冬のほうが好き、おうち菜園の江里です。

イギリスのタブロイド紙「Daily Mail」がものすごい菜園を紹介しています。ボトルに植物が入っているのですが、実はこれ、なんと育てて53年目!しかも、水やりはこの間、一度だけ。一体中身はどうなっているのだろう、神秘的すぎます。

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菜園ボトルと一緒に映る所有者のデビットさん – photo source: Daily Mail

27歳から育ててきた小さな生態系

このボトル菜園の持ち主のデビッドさん(David Latimer)は、1960年、当時27歳の頃にこの菜園をつくりました。40リットル弱の丸い瓶に少々のコンポスト(堆肥)とムラサキツユクサ、そこに100mlちょっとの水を投入。以降、中身に一切触らないままこの状態が保てています。

菜園の管理に必要なのは、太陽の光のみ。毎日水やりをしなければ(1972年に一度だけ実行)植物のカットもしません。このボトル内で絶妙な生態系が生み出され、植物が53年も生き続けているなんて驚きです。

ただ、植物は太陽の光に向かって成長するので、均等に育つように定期的にボトルは回しているそう。ボトルは、窓から1.8メートル離れた場所に置いているとか。

53年間、時代を眺めてきたボトル菜園

このボトル菜園、1960年生まれということは、僕の2倍近く生きていることになります。す、すごい。。

1960年というと僕はまだ生まれていないのでうまく時代のイメージができないのですが、Wikipediaによると、日本でカラーテレビの本放送が開始されたり、米国ディズニーランドが5周年を迎えたり、ソ連が世界で初めて動物を宇宙に送って生還させたりと、そんな時代だったようです。

そうした時代を毎日53年間、窓際で眺めてきたと考えると、このボトル菜園を見る目が変わりそう。デビットさんはおそらく今後も中身は開けないと思いますが、やっぱり気になるなぁ。一体、この瓶の中にはどんな生態系がつまっているんだろう。

こんなことを知ると、作りたくなっちゃいますね、ボトル菜園。

(via Daily Mail

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