生活に欠かせないスマホ。これで野菜が育てられる時代がそろそろやってくる?

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私たちの生活に欠かせないスマートフォン

たまに思い出し笑いをします、おうち菜園の江里です。

以前、スマホアプリで操作できる家庭用の真空調理器を紹介しました。忙しいけど平日にちょっと贅沢な食事を楽しみたい、なんて人にはピッタリなグッズでしたよね。


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そして最近になって、この”スマホで操作”という機能が栽培キットにも広がっています。種まき後の作業は全てスマホにおまかせであとは収穫するだけ、そんな菜園がそろそろ家庭に普及する時代が近いかもしれません。

スマホで育てる栽培キット

例えば、「NIWA」と「SproutsIO」という栽培キットがあります。「NIWA」はサンフランシスコの企業が、「SproutsIO」はMITメディアラボ(マサチューセッツ工科大学内の研究所)の生徒が開発したものです。

niwa

カリフォルニア生まれの栽培キット「NIWA」は2015年1月に発売予定。ミニ版(68×49×21cm)が299ドル、標準版(91×49×21cm)が349ドル。ヒーター、換気ファン、Wifiが内蔵されていて、専用アプリで栽培状況のチェックが随時可能。2014年6月にはKickstarterで1500万円もの資金集めに成功しています。

SproutsIO

MITの生徒が開発した栽培キット「SproutsIO」は現在まだテスト段階。詳細は不明ですが、こちらもスマホアプリとの連携で、いつでもどこでも栽培状況のチェックが可能だそう。洗練されたデザインが印象的です。

どちらもまだ市販はされていませんが、最初に種まきをすれば、あとは機械が装置内の環境(温度、湿度、光量、水やりなど)をコントロールしてくれて、例え何千キロと離れていようとスマホで操作ができる優れものです。

生産地が自分の家である安心感

ここまで機械にやってもらえると、もはや自分で育てている感覚はなくなってくるかもしれません。自分が関わるのは最初(種まき)と最後(収穫・食事)だけなのですから。

でも、食事をするときに「うちで採れたトマト、甘い!」と会話ができるのは嬉しいし、なによりの安心感に繋がるはず。

自宅で育つブロッコリーやルッコラ

自分の時間をつかって栽培をすればするほど野菜への愛情は増しますし、それが一番かもしれません。ただ、それは誰もができることではないです。

だから、「忙しい、時間がない」という理由で家庭菜園を諦めている人は、まずはこうしたスマホ連携の栽培キットをつかって、”自分の家で採れた野菜”に触れる機会を増やしていけば、より手軽に”農”に触れ合いやすいと思います。

そこでどんどん楽しくなってきて「もっと時間をかけたい」と感じるようになったら、プランター菜園をしたり、貸し農園を借りたりと、次のステップに進めばいいんです。

「やりたい」と思っているのにできていないのが、一番もったいないこと。そうした意味でこれらの栽培キットは、今家庭菜園を諦めている人たちに差し出せる新しい選択肢のひとつなのかもしれません。

みなさんは、スマホで野菜を育てることについてどう思いますか?

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