観葉植物や野菜、ハーブを育てるときに気になるのが、日当り。どんなに多くのスペースがあっても、太陽の光が当たらないと植物は育ってくれませんよね。
例えば、庭がない人はベランダを、ベランダがない人は窓際を、という感じで日当りの良い場所を見つけて育てます。さらには、プランター内のどこにどの植物を植えるかで、それぞれの日当り具合も変わってきます。
さすがに初心者がプランター内の配置まで考える必要はないと思いますが、スペインで誕生したプランターは、植物が均等に日光を吸収できるように、とてもユニークなデザインを施しました。
まわって踊るプランター「Voltasol」
スペインのデザイン企業「Studio BAG Disseny」がつくったプランターの一番の特徴は、円盤状になった底。これに専用の台をつけることで容器が上で「ぐるん!ぐるん!」と回転し、とてもユニークな光景を作り出します。
「プランターが動く!」という光景だけでも十分に面白いのですが、実はこれによって日光が植物の葉や根に均等に当たるようになり、よく成長するようになるそう。遠心力で回るので、回転に電源も必要ありません。
植物が踊るオモチャはすでにありますが、こちらはリアル版。ここにヒマワリをたくさん植えて、吹き抜けの2階から眺めたらすごい光景になりそう。ハーブだったら心地よい香りに。
動くはずがないプランターを動かしてしまった「Voltavol」は、ある意味で常識破り。こうしたデザインがこれからどんどん出てくることで、ガーデニングや家庭菜園の楽しみ方が広がっていきそうですね。
参考リンク
rolling flower pots by studio BAG disseny dance with the sun
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