大切な人の灰から育つ、1本の木。そんなメモリアルなプランターが販売されています。
人の命と植物の命。皆さんは、このふたつの繋がりについてより具体的に考えたことはありますか?
この繋がりをシンプルに、そして地球にやさしい形で再現したのが「The Spiritree」(スピリッツリー)。遺骨用のツボ兼プランターです。
植物は、このプランターからカルシウム(上の白いセラミック製カバー)と灰(中に入れる)を吸収し、育つ仕組み。
約3kgと重みのある容器の真ん中から植物が芽生え、最終的には白いフタが割れ全て土に還ります。残るのは、1本の立派な木。
このプランターは、世界的なデザイン賞「Red Dot Award」を2010年に受賞。公式サイトにて、ひとつ225ドルで販売されています。
人の死と植物の死について考えることは少ないかもしれませんが、なんとも心温まるアイデアです。
芽生えた木に宿るのは、大切な人の心。”愛着”という言葉以上のものになりそう。
「1本の木が育ってきた背景」これを意識して身の回りの植物を観察してみると、今までとは違った感覚が生まれてくるかもしれません。
皆さんは、「The Spiritree」を通してどんな感情が芽生えましたか?
All photo via inhabitat
Product: The Spiritree
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