以前、自宅のリビングでキノコが育てられる栽培キットを紹介しました。森で生えているキノコを室内で収穫できるなんて、今までにない特別な体験を得られるアイテムでしたよね。
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「いいなぁ、いいなぁと指を加えて読んでいてはどうしようもない!」と感じた僕は、実際に市販のシイタケ栽培キットを購入してみることに。今回は、この栽培レポートとなります。
ほんとに部屋でにょきにょきシイタケが生えてくるんですから不思議です。採れたては”旨み”たっぷりで、なんとも言えない贅沢感でした。
1日目:菌床が到着
こちらが、到着したシイタケの”菌床”。植物でいう”土”のような部分です。ここからキノコがぽんぽんと生えてきます!
日々の管理は、毎日1回の霧吹きのみ。直射日光が当たらない場所に置き、霧吹きをしたらビニール袋をかぶせて湿度を保ちましょう。(トレイやビニール袋はセットになっている場合がほとんどです)
3日目:キノコの芽が徐々に
到着から3日ほどすると、”キノコの芽”とも言えそうな物体が!これがどんどん成長していきます。いやぁ、本当に部屋でキノコが育ってる。すごい。
到着して5日ほど。かなりキノコっぽく成長してきました!
到着から1週間:収穫まであと一息
ここから1日2日で一気にキノコっぽい姿に!すでに収穫したい気持ちでいっぱいですが、もうちょっと待ったほうがいいよう。
だいぶ「キノコ生えてきた!」感が出てきました。
ちなみに、収穫のタイミングは”傘のスジが見えるくらい”の大きさ。
例えば、これは収穫までもうちょっと待ったほうがいいパターン。傘が開ききっていないのがわかりますよね。
こちらが収穫できるサイズ。傘が開いてスジもはっきり観察できます。
ということで、到着から1週間ちょっとでここまでに!
10日目:人生初のしいたけ収穫!
人生初のキノコ収穫!しかも自宅。
味付けなしでそのまま焼いてたべたら、これがまぁおいしい。傘に”旨み”がたっぷりつまっていて、幸せな朝食になりました。
買った菌床は3つ
実は今回買った菌床はひとつだけではなく、合計3個でした。それでわかったのは「菌床によって収穫量は違う」ということ。
菌床は、その材料(米ぬか、ふすま、水、きのこの菌など)を絶妙なバランスで配合して成り立っているものなので、ぽつぽつと採れる場合もあれば「どどーん!」と生える場合もあります。質が必ずしも均一ではないのです。
今回取り上げたパターンは「ポツポツ」だったのですが、違うものではここまでドーン!と生えてきたことも。
自宅での特別な収穫体験が醍醐味
改めて感じたのは、しいたけ栽培キットの目的は「自宅でのキノコ収穫」という特別な体験ということ。なので、「自宅でキノコを育てて節約したい!」という目的で買ってしまうと、ちょっとズレてしまうかも。
ただ、この”特別な体験”というのは他では味わえないもの。家で「シイタケ採れたよ」という会話から始まり、それをそのまま焼いたり、茶碗蒸しに入れたり、肉詰めにしたりして味わう食事は格別なはず。
その日の食卓の食材に、ひとつでも「これうちで採れたやつだ」という食材があれば味わいに深みが出そうです。
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