文字から植物!?スロベニアで生まれたプリンターが遊び心満載。インクとして使うのは、なんと土。土で”芽が出る絵”を描きます。
植物が育っているのを見ると、土って”植物を引き立てるフレーム”みたいだなと感じることってありませんか?
例えば土は鉢やプランターの中にきちんと収まっていて、その中で植物がイキイキと育っています。他には、”畑”というフレームもありますよね。
今回ご紹介するのは、そんな”土”自体により注目するきっかけになりそうなアイデア。スロベニアのある大学生チームが開発した3Dプリンター「printGREEN」です。
「printGREEN」は、あらかじめプログロミングしたとおりの正確な形で土の絵を描いてくれます。まず土に種と水を混ぜて、土のインクを作成。これで自由に土の絵を描きます。するとやがて芽が出てきて、グリーンな絵になるのです。
このプリンターのおかげで、いろいろな”プリントグリーン”(土の絵)を楽しめます。土のラインどおりに生命が生まれてくる様子からは、植物にとっての”土の大切さ”をより直接的に感じられるのではないでしょうか。
種入りの土でラインを描いたり、立体をつくったり。土を主役として考えてみることで、家庭菜園を楽しむ発想がもっと自由に広がりそうです。
もし「printGREEN」を手にしたら、皆さんはどんな絵を描きますか?脇役を主役にしてみることで新しい気づきが得られることって、いろんな場面であり得るかもしれませんね。
Photo via printGREEN, Maker Media
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— おうち菜園
Profile
- 「世界の菜園」「アクアポニックス」担当。好きな野菜は、ブロッコリー。