収穫した野菜やハーブをシェアすることで生まれる、ご近所さんとの繋がり。この楽しみを前提とした栽培キットが開発中です。キッチンにあっても違和感がないほど、デザインもすてき!
ニュージーランドの大学生4人が現在開発している栽培キット「Pod」。一番の特徴は、プランターごと持ち運びができるようになっている点です。ハーブが育ってきたら、そのまま容器を手にもってご近所さんと物々交換ができちゃう、そんなコミュニティを大切にしたアイテム。
白を基調とした栽培キットには、カップ状の透明プランターが3つ設置できます。室内専用となっていて、キッチンに置いてもOKなオシャレ感。
容器内には貯水タンク(養液もここに投入)があり、ここから上のプランターに向かって”霧”が出てきます。ここには栄養分も含まれているのだそう。もくもく出る霧によって、癒しの効果もありそうですね。
まだプロトタイプの段階で市販はされていませんが、コンセプトが素晴らしいです。
例えば、イタリア料理が好きな人が自宅でバジル、パセリ、セージの3つを育てるとします。でも、いつも同じハーブでは飽きてしまうので、お隣の○○さんと「バジル⇆ローズマリー」の物々交換をする。そんなシーンが思い浮かぶキットです。
もちろん、交換してもらったローズマリーはそのまま自宅のキットに設置して栽培を継続できるので、枯れる心配もありません。育ててシェアする。そんな行動を特に都会に住む人に身近にしてくれそうなアイデアです。
ぜひ動画も見てみてください。
All photo via Greenfingers
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