ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

皆さんは、「色が変わるハーブティー」があると知ったら驚きますか?

実は、あるんです。その元となるハーブの名前は「マロウ」。南ヨーロッパ原産の植物で「ウスベニアオイ」「ブルーマロウ」とも呼ばれ、美しいピンク色の花を咲かせます。

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マロウの花。マロウにも種類がいくつかあり、それぞれ違った色合いの花を咲かせます – Photo credit: HVargas via Flickr

この花の部分をハーブティーに使うのですが、最初は鮮やかなスカイブルー、そこにレモン汁を数滴たらすと、ぱっとピンク色に変化する不思議なハーブティーです。

この色がぱっと明るくなる印象から、「夜明けのハーブティー」とも呼ばれています。

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

マロウの花を乾燥させたもの

では、実際に「マロウ茶」を入れてみましょう。

今回は、500mlのティーポットに乾燥させたマロウの花をスプーンで2杯ほど入れました。これで大体ハーブティー2杯分です。

ここにお湯を注ぐと…

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

ティーポットにマロウの花を入れます。

花の色素がお湯に染み込み、鮮やかなスカイブルーのハーブティーになりました。

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

マロウ茶自体の味は薄いので、お好みでローズヒップやペパーミントをブレンドしてみてもいいでしょう。今回はレモングラスも入れています。

ここに、さらにレモン汁を数滴たらしていくと…

ぱっと綺麗なピンク色に。まるで桜が咲いたみたいです。

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

ほんとに一瞬で色が変わります。

色が変わる理由は、花の色素

なぜ、マロウ茶にレモン汁をたらすと色が変わるのでしょうか。その理由は、花に含まれる青色色素「アントシアニン」です。

この色素は朝顔や紫キャベツなどにも含まれているようで、レモンによってアルカリ性から酸性に傾くことで色が変わるようです。

目の疲れに効くハーブティー

この「アントシアニン」という色素が目によいそうで、特に毎日パソコン作業をしている人は注目のハーブティー。朝に家でいれてタンブラーに入れておき、仕事中に飲むのも良さそうです。

ピンク色のハーブティー「マロウ茶」は、最初はスカイブルー、それがぱっと桜色に

グラスで飲めば、色も楽しめます。

開花は5月頃、おもてなしにも

マロウの花が咲くのは5月頃。いまから育てれば、この頃にこのハーブティーで隣人をおもてなし!なんてこともできます。

綺麗なブルーのお茶がでてきただけでも驚くのに、さらに色がピンクに変わったら、忘れられない時間になりそうです。

マロウの乾燥花は市販もされていますが、乾燥前の花もとても綺麗なので、実際に育ててみて、花を摘んで、ハーブティーを飲むのも贅沢。若い葉はサラダにしてもいただけます。

ハーブティーは継続して飲むことが大切なので、育てることでより暮らしにも染み込んでいきそうですね。

ぜひぜひ、マロウ茶、皆さんのおうちでもいれてみてください。

マロウ栽培セット(テラコッタ/赤土)

マロウ(ウスベニアオイ)の育て方を読む

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