こんにちは。埼玉県さいたま市 「小庭カフェ」テラス木蓮デザイナーの泉真帆です。
ハーブを生活に取り入れる方法については、最近テレビや雑誌・本などでいろいろと紹介されるようになりました。料理やポプリ、ハーブティーなど、「おしゃれでいいな」と憧れる人も多いのではないでしょうか。
ただ、多くの人がここまで手間をかけられるわけではありません。ハーブティーや薬味として食卓に取りいれても、子供は「苦い」と嫌がることも。
お風呂にハーブを浮かべてリラックス
そこで今回おすすめするのは、刈り込んでお風呂に入れる活用法です。私は特にローズマリー、タイム、ゼラニウムのどれか1種を好んでお風呂に浮かべています。
ローズマリーとタイムは育てやすく、生長すると刈り取れる量が多いです。ゼラニウムは、お風呂に入れると肌がすべすべになるので入浴剤に向いています。(刺激が強くなく、幹が硬くないハーブであれば他の種類でもOKです)
ハーブの刈り取り(収穫)
ハーブは一般的に生育旺盛です。根付いて以降は、(特に地植えの場合は)どんどん増えていきますので、積極的に刈り取りをしていきましょう。
入れる量は洗濯ネットを目安に
刈り取った後は洗って、洗濯ネットに入れてお風呂に浮かべましょう。量はお好みで。洗濯ネットに収まる量であれば問題ありません。
手で揉んでみるとほんのりと芳香が漂い、お湯にうっすらと色が映ってキレイですよ。
使ったハーブは土に還そう
使い終わったハーブは、できれば捨てないで。庭土の上に置いておけば、下のほうから土に還っていきます。
お風呂ですでに繊維がゆるくなっているので、腐植質に変わりやすく、よい堆肥になります。
オイルとは違い、肌への刺激は少ない
アロマオイルを垂らすことでも同じような体験が得られますが、濃縮されているエッセンシャルオイルとは違い、植物そのものには少量しか精油が含まれていないため、肌への刺激が少ないので安心です。
それでも心配な方(敏感肌など)は、まずテストしてから試してみるとよいでしょう。
テストの仕方
たらいなどで少量のハーブ湯をつくり、少し肌につけて刺激を感じないか確認(パッチテスト)します。しょうぶ湯やゆず湯程度のものなので、肌に傷がなければまず大丈夫です。
自分で育てたから感じる”素材の安心感”
お店で購入したのではなく、自分の庭の恵みを活かして使っているので、素材への安心感があります。
そしてもちろん、色と香りが良く、お風呂上がりがしっとりすることで豊かな気分に。
使ったハーブは最後に堆肥にもなるので、ちょっとした循環型の生活を実践できます。
ぜひ一度、お試しください。
Profile
- Twitter:@t_mokuren
- 「小庭カフェ」ガーデンデザイナー。好きな野菜は、ナス。テラス木蓮
最近の記事
- 2014.12.29アロマとハーブ来年のガーデニング計画に。タイプ別植物(多年草、一年草等)の寿命と手入れの仕方
- 2014.12.08アロマとハーブ寄せ植えの新しいコツーー1プランターに1種類、自然素材の鉢で統一
- 2014.11.27アロマとハーブハーブをお風呂に浮かべてリラックスーーローズマリー、タイム、ゼラニウム
- 2014.11.18アロマとハーブ初めまして。テラス木蓮、「小庭カフェ」デザイナーの泉です