ハーブや観葉植物を育てるときの容器として、多くの人が買う”プランター”。今では、色からサイズまで様々で、自分好みのものも見つかりやすいですよね。
ただ、最初は小さな苗でもやがては成長するので、プランターのサイズ選びは悩むところでもあります。だからといって「すぐ大きくなりそうだし」と大きめのサイズを買うと、最初は苗がぽつんとして、なんだか寂しかったり。
もし、植物の成長に合わせてサイズが変化するプランターがあったら…
そんな願いを叶えてくれそうなプランターがあります。植物が大きくなってきたら、容器のサイズを2倍にできる!そんなユニークなものです。
シリコン製の”折る”プランター「fold pot」
イタリアのデザイナー、エマニュエルさん(Emanuele Pizzolorusso)がデザインしたのが、「fold pot」と呼ばれるスタイリッシュなプランター。直訳すると、”折るプランター”という意味。
名前の通り、容器の縁が折れるようになっていて、指でシリコン製の容器をぐにゅっと曲げると、なんと容量が2倍になります。
こちらが縁を曲げた状態。まだ苗が小さなときはこのサイズが良いですね。
苗が成長してきて「窮屈そう…」と感じたら、新しいプランターを買わずに、そのまま縁を手で折り返しましょう。こんな感じに。
するとほら、プランターの縁がそのまま上に伸び、サイズが大きくなりました!これでもうしばらく、同じプランター内で植物を育てられます。
カラーバリエーションは、グレー、ブラック、テラコッタ(茶色)の3色が用意されています。ハーブはもちろん、サボテンなどの多肉植物を育てるのにも良さそうです。
デザインがとてもシンプルで、これによって主役の植物が引き立っています。形もしっかりしているし、とてもシリコン製には見えません。特に茶色のデザインは「これ陶器?」と間違いそうなほど。
皆さんは、プランターのサイズ選びで悩んだことはありませんか?このアイデアを応用すれば、もっと大きさのバリエーションをつけたものが出来上がるかも。
「これひとつで小さなハーブからトマトまで育てられます!」なんて万能なプランターがあったら、素敵ですね。
FOLD POT|PIZZOLORUSSO • INDUSTRIAL DESIGN
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