森にこもってひたすら読書したい、おうち菜園の江里です。
以前、通気性と密閉性の両方を持った新しいバッグ型プランター「BACSAC」を紹介しました。折りたたみ式で軽いのはもちろん、水がこぼれないので受け皿が必要なく、手軽に室内に持ち込めるのが魅力でしたよね。
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でも、植物の成長に不可欠なものが”光”。これがないと元気に育ってくれません。だから、「キッチンに置きたいけど…」と思っても光が当たる窓際に置いたりも。
今回紹介するのは、イタリアのスタートアップ「bulbo」が生み出した、高級感のある室内栽培専用のLEDライト。自然光で育てるのもいいですが、こうしたライトが普及すれば”室内菜園”の選択肢が広がりそうな予感。すでにあるプランターに取り付けるだけでいいんですから。
吊るすのも、挿すのも自由なLEDライト
「bulbo」のLEDライトのタイプは2種類。電球のように吊るすことができる小型と、横に長いトレイ一体型の中型タイプ。小型は7ワット、中型では14ワットと21ワット版が用意されています。
小型タイプは上から吊るすか棒で直接プランターに挿して設置、横長タイプはそのままトレイにプランターを置くか、左右のアーム部分を壁や天井に取り付けることで植物の成長に合わせた調整が可能です。(アーム部分は27~55cmの間で高さ調整が可能)
育てることができる植物は、バジル、レモンバーム、ミントなどのハーブから、唐辛子、レタス、イチゴなどの作物、ランやヒヤシンスなどの観葉植物も含まれています。
しっかりとした科学的調査も
「これで本当に室内でも元気に育つの?」と思った人もいるかもしれませんが、安心できそうな事実も。
「bulbo」はつい最近生まれたプロジェクトではなく、実は設立は2009年。始まりはミラノ工科大学で、ボローニャ大学農学部との連携でこの頃から科学的な調査がしっかりと行われており、満を持しての発表となったわけです。
まだ日本では取り扱いが始まっていませんが、気になるお値段は7ワットが21,700円、14ワットが35,700円、21ワットタイプが45,500円。おお、けっこうしますね。。(1ユーロ=140円計算 2014/6/5時点)
ちなみに、「bulbo」のキャッチフレーズは「Farm Different」。これからの新しい農業、家庭菜園の価値観をつくってくれそうな予感です。
こうしたオシャレかつ高機能な菜園グッズが登場することで、暮らしと菜園の融合がどんどん進みそう。キッチンで料理をしながら目の前で新鮮なハーブを収穫してまな板へ、なんてシーンが浮かびます。
Bulbo | Made in Italy lighting solutions for home farming
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