”ほぼ蜂アレルギー養蜂家”が試した蜂に刺されたときの対処法3つ

こんにちは。おうち菜園の濱田です。日課は、早起きしてカフェで本を読むことです。

さて、最近になって“養蜂”をはじめました。ちょっと調子に乗ってしまい“ほぼ養蜂家”なんて名乗っていましたが、もう止めます。その代わり、“ほぼ蜂アレルギー養蜂家”となります。いや、なってしまいました。

蜂に刺されて号泣した想い出

みなさんは、蜂に刺されたことはありますか?ぼくはあります。小さい頃にプールに浮かんでいたミツバチを助けようと手ですくって、指を刺されました。そのまま号泣して家まで帰った覚えがあります。

ただそれから30年間は刺されていないので、養蜂をはじめるにあたり“刺される”ことへのリスクを甘く見ていたのですね。むしろ刺されたらちょっとかっこいいくらいに思っていました。

そんな感じなので、養蜂をはじめた初期の装備はこんなに軽装。

養蜂をはじめる前の晩に撮った写真

養蜂をはじめる前の晩に撮った写真

僕が4発、友人が2発、蜂に刺された

そして養蜂初日。見事にやられました。首に3発、親指に1発、計4発。ぼくだけならまだしも、ぼくに群がる蜂を追い払おうと駆けつけてくれたIBMの人まで2発。(1発は顔でした。本当にすみませんでした。ご恩は忘れません)

ただ、ぜんぜん痛くないんです。個人差もあるとは思いますが、チクッとくるだけ。なのでぼくは刺された直後も楽観的で、むしろちょっと男を上げたくらいに思っていました。

翌朝になって異変に気づきます。朝起きたらひどい頭痛。30分ほど動けず、その日のスケジュールをキャンセルしようか確認したほど。加えて、やっぱり腫れました。ジンジンします。痛み方としては霜焼けに近い感じ。特に親指がひどい。

刺されたらすぐ針を抜こう

ミツバチに刺されて1秒でも早くすべきこと。それは“針を抜く”です。大抵は針と毒袋だけが刺さったままとなり、その袋から毒がドクドクと体内に入ってきます。針は肉眼で見えるので、毒袋をつぶさないように出来るだけ早く抜くことを強くお薦めします。

刺された首が比較的軽症だったのは、助けてくれたIBMの人が物知りかつ用意周到な方で、すぐに針を抜くとともに持参していたリムーバーなるもので毒を吸い出してくれたおかげ。

リムーバー痕が残っていますが腫れてはいません

リムーバー痕が残っていますが腫れてはいません

一方で、首をやられる1時間前に刺された僕の親指。針はそのままで、抜くことを知らなかったんですね。。

軍手の上から刺されて外すことなく作業を続けた結果

軍手の上から刺されて外すことなく作業を続けた結果

2日目、3日目と親指の腫れはひかず、むしろ痛痒さが増してきます。寝つきまで悪くなったので、これはいかんと本気で治す努力をはじめました。ちょうど起業したてで保険証が無かったので、病院には行かずに。いや行けずに。

対処1:ベーキングソーダ

まずは、アメリカの民間療法から。義理の母(アメリカ人)が農家出身で養蜂もやっていたので聞いたところ「ベーキングソーダを水で溶いて塗るべし」とのこと。すぐやってみました。

ベーキングソーダ

塗った直後は、熱をもった患部がひんやりして気持ちいい。すぐに乾くので何度も繰り返しました。冷っ、オオー!冷っ、オオー!冷っ、オオー!でも、残念ながら効果はありません。

対処2:クロマイ-P(軟膏)

その翌朝、マツモトキヨシへ行き、蜂に刺されました!と相談。“一番効くやつ”とお願いして出されたのがこれ。

クロマイ-P

塗りたくりましたが、肌が乾燥するだけで僕には効きません。すがる思いで、また義理の母に相談すると(ちょうどこの時日本に遊びにきていました)、「あなたはおそらく蜂アレルギーよ」と薦められたのがこれ。

対処3:CONTAC(鼻炎の薬)

CONTAC600ST

実際は「アレルギー性鼻炎に効く薬なら何でも良い」とのことです

えっ!?鼻炎の薬?ぼくも半信半疑でしたけど、この中に入っている抗ヒスタミンという成分がアレルギー症状を抑えてくれるのだそう。

そして、これが効きました。ひどかった痒みがすっとひいていったんです!それはもう驚くほど。それからはコンタックをきちんと服用しました。1日2回で効きます笑

刺されてからコンタックにたどり着くまで10日程かかったでしょうか。だんだんとひどくなっていたので、本当にラッキーでした。

出た症状やアレルギー鼻炎の薬が効いたことから、おそらくぼくは軽い蜂アレルギーなのでしょう。ただ、これしきのことであきらめたくないので、今はこうなりました。

養蜂で着る防護服

ほぼ養蜂家改め、ほぼ蜂アレルギー養蜂家。がんばります!

追記:刺された原因は僕にある

そもそもどうして僕が刺されたのか、おそらく僕を含めた初心者が蜂を手荒く扱ってしまったためだと思います。ミツバチの場合、1匹が刺すとそのフェロモンで他のハチも急に攻撃モードに入るのだそう。僕は親指を刺されていたので危険人物との信号が出ていたのかもしれません。

蜜蜂と仲良く!

photo source: Mashable

自分でもミツバチを飼いはじめて分かったことですが、扱いさえ間違わなければ大人しいですし、本当に愛らしい生き物です。僕らが食べる農作物の受粉をしてくれているのは言わずもがな、僕にとっては人をつなげ、自然を感じ、命の尊厳を体感させてくれるスペシャルなもの。

今では、防護服を着る回数も減ってきています。もっと近づいて仲良くなりたいものです。

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