どうも、「エリンギ」と聞くと変に意識してしまう、おうち菜園の江里です。
皆さんは、日々食べている野菜をじっくり観察したことがありますか?例えば、トマトの丸み、キャベツの葉の曲線、カボチャのでこぼこ感など、よく観察してみるとそこには”美味しさ以外の発見”があったりします。
シイタケの”ヒダ”の美しさ
ぼくが今回注目したのは、シイタケ。傘(上の部分)の内側にある”ヒダ”の曲線がほんとに綺麗で、その密度にも驚きます。「いったいひとつの椎茸に何本のヒダがあるのだろう?」と数えたくなるほど。
人間にも個性があるように、野菜にも個性があるように、しいたけにも個性があります。スーパーでは売り物にならないのかもしれないけど、まん丸ではない椎茸だって立派なキノコ。
こちらは、まるで扇子のような半円の形をしたもの。
外見も大事だけど、それ以上に中身だって大事。これは野菜でいう”形”と”味”です。
八百屋さんや直売所に行ったときに「お、変な形してるなぁ」という野菜を発見すると、ついつい買いたくなってしまうのは、その食材の”個性”に惹かれたからなのかもしれません。
これはシイタケにも言えること。ユニークな形をしたものには、濃密な味わいが潜んでいるのかも。
これらの写真は、ぼくが自宅で市販の「シイタケ栽培キット」で育てたときのもの。
自分でシイタケを育てるなんて経験がやってくるなんて思ってもいなくて、収穫のときが本当にワクワクでした。毎日大きくなるキノコを見て愛着が湧いてきて、食べる前にじっくり観察してみたら今回のような発見がありました。
これは、食材だけに限らないこと。例えば、毎日歩く通勤路や電車内、さらには自分の部屋から毎日会う家族まで、そこにいつもとは違った視点を入れてみることで新しい発見が見つかるはず。
皆さんも、普段見慣れているものを別の角度から観察してみてください。マンネリ化した世界に驚きが加わるかもしれません。
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