ポーランド人がデザインしたコップ型プランター。これは、ロンドン市内に捨てられたグラスに”新たな息吹”を吹き込むためのプロジェクトでした。植物の根っこを観察できるのがユニーク!
ポーランド人デザイナーのアリスさん(Alicja Patanowska)がつくったのは、街中に廃棄されているグラスを再利用したプランター。新たに白い磁器(Porcelain)を作り、植物のプランターへと変化させました。ゴミが命に変わったのです。
ガラスの上から置かれた磁器にはひとつとして同じ形はなく、どれも個性的です。”磁器”は、セラミックの一種で「瀬戸物」「唐津物」とも呼ばれ、決して安い素材ではありません。アリスさんがグラスに息吹を吹き込むために、あえてこの高級な素材を選んだことにも注目です。
ただ単に、グラスに水を入れて植物を育てるだけでは普通ですが、そこに「廃棄されたグラス」「磁器」の2つの要素を加えることで、ぐっとストーリーがつまった作品になっています。そしてその後は、植物の成長を観察することで新たな物語も。
皆さんの家には、使っていないグラスはありますか?そこにちょっとしたアイデアを加えるだけで、あなただけの個性的なプランターができるかもしれません。
モノを再利用することは、地球にやさしくすることにも繋がるはず。
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