ズッキーニの食感がけっこう好き、おうち菜園の江里です。
相手に感謝の気持ちを伝えたいとき、僕は”手紙”を思い浮かべます。どれだけネットが発達して遠くの相手に数秒でメッセージが送れるようになろうと、自分の手で実際に書いた言葉のほうが相手に伝わりやすい気がします。
そして、この暖かい”小さな贈り物”に新しい意味を加えてくれるのが「POSTCARDEN」。ロンドンの「Another Studio」という企業がデザインしたポストカードです。
野菜が育つポストカード「POSTCARDEN」
見た目は、ちょっと厚みのあるポストカードといった感じ。イラストが鮮やかでおしゃれです。
この何がユニークかというと、野菜が育てられるんです!クレソンの種がカードに封入されているので、受け取った相手は毎日水やりをすれば採れたての若菜を収穫することができます。
真っ白だったポストカードが1〜2週間でこんな風に緑でいっぱいに。ポストカードに種をまいて野菜を収穫できるなんて、特別な体験だと思いませんか?
クレソンの芽が実際に育つ様子をおさめた動画もあるので、ぜひ見てみてください。これを受け取った人、驚くだろうし、ワクワクするだろうなぁ。
カードのデザインは様々
「POSTCARDEN」のバリエーションは他にも様々。どれも家の形をしていて暮らしが感じられます。クリスマスのデザインは、雰囲気が出ていて個人的に好きです。
贈った言葉と一緒に育つ野菜
普通の手紙やポストカードであれば、受け取った相手はその場で読んで「ありがとう」と感謝を感じて、机の引き出しに保管。以降、それを読み返すことはあまりないかもしれません。
でもこれが「POSTCARDEN」の場合だと、受け取ってからがスタートとも言えます。種をまいて収穫するまでの数週間は、毎日そのカードと触れ合うことになるので、書かれた言葉も繰り返し読むことに。
受け取った言葉を思い浮かべながら育てられた野菜(クレソン)は、とても良い味になりそう。収穫したとき、改めて「ありがとう」と食事の写真と一緒に相手に送り返してもらえたら、なんだからこっちまで「ありがとう」と言いたくなりそうですね。
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誕生日や記念日など、大切な人への感謝の気持ちを手紙でつたえたいとき、そこに新しい選択肢を加えてみてはどうでしょう。きっと、想いは相手の芯にまで伝わるはず。
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