アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

Photo credit: Masaharu Okuda

2014年12月20日、鎌倉にて未来の農業「アクアポニックス」の可能性をさらに引き出すためのディスカッションが、おうち菜園主催で行われました。

特に参加者がフォーカスしていたのは、アクアポニックスが持つ”社会的意義”。海外ではすでに水資源の乏しい地域や発展途上国での貧困問題の解決などに活用されています。

この未来の農業は、日本ではどんな姿でこれから活躍していくのか。短い時間のなか、熱いディスカッションが行われました。

アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

Photo credit: Masaharu Okuda

アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

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アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

Photo credit: Masaharu Okuda

海外で広がるアクアポニックス

すでに海外では様々なアクアポニックス企業(もしくは団体)が生まれており、商業規模としてはColorado AquaponicsFriendly Aquaponics、家庭用システムではAquaponic SourceAquaSproutsなど。

最近では眠ったままのスペースをアクアポニックス施設に転換させる動きもあり、例えばFarmedHereは倉庫、Urban Organicsはビール工場、The Plantは食肉加工工場を改装して生まれた施設です。

シカゴの循環型施設「The Plant」で育つバジル - Photo credit: Plant Chicago via Flickr

シカゴの循環型施設「The Plant」で育つバジル – Photo credit: Plant Chicago via Flickr

他には若い人へ雇用機会を提供するGrowing Power、社会的や環境的に不利な立場にあるコミュニティへ新鮮な作物を提供するWhispering Rootsなど。

これらは世界の事例のほんの一部ですが、ここ数年の海外でのアクアポニックスの発展具合は目覚ましく、そのなかでも社会的意義のある農法として導入されている事例が増えています。

アクアポニックスの持つ社会的意義とはーー鎌倉でディスカッションを開催

食べ物の循環を感じることができるアクアポニックスは、子供への食育との相性もいい – Photo credit: Masaharu Okuda

食糧問題、貧困問題、エネルギー問題、水質・土壌汚染問題など、地球のために考えるべきことはまだまだたくさんありますが、そこにアクアポニックスがひとつの解決策として認識されているのです。

こうした場がさらに増えていくことで、アクアポニックスは日本での可能性をより広げていくことでしょう。

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— おうち菜園

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