育ってきた苗を大きなプランターに植え替える”移植”という作業。このストレスをぐんと軽くしてくれる鉢がデザインされています。
植物を別のプランターに植え替えるときは、鉢を裏返してなるべく土をこぼさないようにそっと…と意外と神経を使うもの。韓国人のデザイナーはこれをもっと簡単にするために、プランターにある機能をつけました。なんと、真っ二つに割れるんです!
このプランター「Re-flowerpot」の仕組みはとてもシンプル。最初に植えるときは一般的なプランターと同じように使ってもらい、苗が大きく育ってきて「窮屈そう」と感じたら、容器の真ん中部分を少しずらします。そうすることで、「パカっ!」と二つに容器が離れます。
これだったら、移植時のストレスがなくなるのはもちろん、土の中の観察もできそう。使わないときの収納にもやさしいデザインですね。
以前、「fold pot」という、容器の縁を折ることでサイズアップできるプランターを紹介しました。植物が育ってきても同じ容器をそのまま継続して使用できるので、移植の必要がなくなるものでした。
今回紹介した「Re-flowerpot」は、移植の必要はあれど、その作業をもっと手軽にしてくれるもの。まだデザイン段階で市販はされていませんが、こうした「まさか!」なアイデアによって、初心者が取り組みやすいグッズが増えていきそうですね。
All photo via Tuvie
Designer: Hyunjun Kim
Profile
- Twitter:@ouchisaien
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