どうも、1週間に1回くらい「インターネットは素晴らしい!」と感じている、おうち菜園の江里です。
初めて家庭菜園をやるときに必ず直面する作業が「種まき」。例えばホウレンソウなら1~3cm、レタスなら15~30cmと育てたい野菜によって適した間隔が違ってきますよね。
これをネットや本で調べて「ふむふむ、レタスは15cmか」とやってもいいのですが、他にも実は選択肢があるんです。それが、「シードテープ」(Seed Tape)と呼ばれる家庭菜園グッズ。
ざっくり説明すると、種が封入されたテープ、または紐です。作物ごとに適した間隔で種が封入されていて、素材は害のない溶解性のものが使われているので安心。わざわざ手でパラパラ種を蒔かなくても、テープを好きな長さに切って植えれば、間隔を気にしなくてもいいのです。
すでに日本でもこうした商品はあるのですが、今回紹介するのはアメリカでハンドメイドされている素敵なシードテープ。これから家庭菜園をしたいと思っている家族、恋人、友人への贈り物にも良さそうなデザインです。
米国発のハンドメイド専門ショッピングサイト「Esty」で販売されている、こちらのオーガニックシードテープ。土を連想させる柔らかい茶色のテープに、作物ごとの色リボン。ハンドメイドの温もりも伝わってくるグッズです。
材料は、種子、紙、コーンスターチ(接着の役割)、水、ラフィアヤシの5つ。幅5cmのテープにロールひとつの長さは1.2mほど。注文された時点から生産するスタイルのようで、選べる種子は30種類以上。ポピーなどの観葉植物もカバーしています。
これをつくっているのは、アメリカ在住のサリーさん(Sally Ahearn Effman)。ガーデニングや家庭菜園はもちろん、他にもネックレスやボトルなどの商品も販売しています。DIY好きなのが、じんわり伝わってきます。
シードテープが発送に対応しているのは、現在アメリカとカナダのみ。日本から購入ができないのは残念ですが、アイデア次第でここまで手作りできるという発見を与えてくる事例です。
シードテープに限らず、家庭菜園で使う帽子、手袋、タオル、プランターなどを自分なりに手作りしてみたら、愛着が道具にも染み込みそうです。
野菜を手作りするだけではなく、道具も手作りする。そんな温かいDIY家庭菜園者が増えたら、今までとは違った楽しみ方が生まれてくるかも。
「こんな道具つくりたい!」「私、手作りしてます!」という人は、ぜひぜひコメントなどで気軽に教えてください^^
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