NASAが開発中の”宇宙菜園”システム。まるでホッカイロみたいな形してます。家庭菜園の幅が、またぐっと広がりそうな予感。
皆さんは将来、宇宙旅行をしてみたいと思いますか?もしかしたら、20年後にはヨーロッパや南米に行くような感覚で地球を飛び出せる時代がやってくるかもしれません。
例えば、月が観光地化していったとき、そこで働く人たちや住人の食料はどうするのか。地球から取り寄せてもいいですが、地域で採れた”月野菜”なるものがあってもいいですよね。
そんなとき、NASAが現在開発中の”宇宙菜園”システムが役立つかも。テキサス州ヒューストンにある「ジョンストン宇宙センター」が、デザイナーと組んで開発しているのが「PLANT」と呼ばれる”宇宙菜園”システム。
薄い専用の袋に種と培地(土の代わり)が入っていて、これを360度ぐるっと無重力空間に並べます。水やりもちゃんとできる機械があるとか。
こうした”宇宙菜園”なアイデアを参考にすれば、いまの家庭菜園の幅が、もっともっと広がるかも。だって、無重力空間で栽培ができるという話ですから。
例えば、「土を使う」「家の中ではできない」「地面に置く」という当たり前のことをちょっと変えてみることで、思いもしなかった菜園が生まれるかも。
そして、それはあなたの暮らしにマッチする、素敵な菜園になる可能性だってあります。
皆さんは、どんなアイデアがあれば、もっと多くの人が気軽に家庭菜園を楽しめると思いますか?もしかしたら、この”宇宙菜園”にヒントがあるかもしれません。
All photo via miid
Design:Piotr Szpryngwald, Mirko Ihrig
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