モチベーションのコントロールって難しいですよね、おうち菜園の江里です。
今までおうち菜園では、数々の”買える”栽培キットを紹介してきました。窓際でできるものから、天井から吊るす逆さまのプランターまで、個性的なグッズばかりでしたよね。
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でももし、こうした栽培キットを自分で”作る”ことができたら?しかも、身近な素材を使って2000円以下で。ちょっとワクワクしませんか?
3Dプリンターで作る菜園「3DPonics」
カナダの企業「3Dprintler」によるプロジェクト「3DPonics」は、最先端の機器”3Dプリンター”を活用して、世界中の人々がもっと手軽に菜園を作れるようにするもの。
3Dプリンターとは?
3Dプリンター(英語: 3D printer)とは、通常の紙に平面的に印刷するプリンターに対して、3DCAD、3DCGデータを元に立体(3次元のオブジェクト)を造形する機器を指す。産業用ロボットの一種。 – Wikipediaより引用
ざっくり説明すると、物体を製造してくれる機械のこと。”プリンター”というと紙への印刷をイメージしますが、インクの代わりに樹脂などを、ファイルには3Dデータを使うことで、フィギュアや部品などを作ることができます。
そして、今回紹介する栽培システム「3DPonics」では、部品の一部を3Dプリンターで製造します。このデータはネット上で公開されているので、3Dプリンターがあれば誰でも自宅で製造が可能なんです。
システムに必要なのは、部品各種(3Dプリンターで製造)、不要なペットボトル3~4個、チューブ、エアポンプ、結束バンド20本、貯水タンク。一番コストがかかりそうなエアポンプでも2000円以下で市販されているので、かなりの低コストで菜園を作れることがわかります。
3Dプリンターはまだ高価…
唯一気になるのは、3Dプリンターの現在の家庭への普及具合。最近になって家庭向けモデルが出てきているものの、アメリカの大手メーカー「MakerBot」の最安値モデルでも10万円以上と、なかなか手が出ない価格帯です。
ただ、渋谷には気軽に3Dプリンターに触れられる「FabCafe」という場所もあります。こうしたスポットを活用して、部品だけ作ってもらうのもありかもしれませんね。
3Dプリンターの普及にはもう少し時間がかかりそうなので、「誰でもすぐに作れる!」というお話ではないですが、栽培キットを”買う”から”自分で作る”という意識はこれからどんどん増えていきそうな予感。
もちろん、3DプリンターがなくたってDIY好きな人は何でも作ってしまいそうですが、こうした技術の普及で生まれる新しい可能性もありそうですよね。
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