今回、ご縁があって、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校の1年生クラスで種だんご教室を開催。2月中旬にある造形展のテーマ「森をつくろう」において、牛乳パックでつくったプランターで種だんごを育て、芽が出た状態の作品を出展するという取組みです。
種だんごワークショップをはじめたばかりの頃に「いつか子どもたち100人と一緒に種だんごを放り投げたい」と話していたのですが、これがついに実現したんです!
今回のポイントは、次の5点。
2.“森”をテーマにプランターを装飾!
3.自分でつくった種だんごを愛情をもって育てる!
4.アート作品として造形展へ出品。皆に見てもらう!
5.育てた野菜(小松菜)を食べる!
それでは、当日の様子を紹介していきます。
(後半では、造形展の様子もお伝えしています!)
開始前に、造形展実行委員から挨拶とお礼の言葉がありました。3人で一緒に前に来てくれて、せーので合わせて。
「せんせい、おはようございます。」
「きょうは、たねだんごをおしえにきてくれてありがとうございます。」(造形展実行委員の3人)「こちらこそ、ありがとうございます。」
「きょうはいっしょに、たねだんごをつくりましょうね。」(おうち菜園 濱田と江里)
まずは、簡単に児童に種だんごについての説明を。
濱田:たねからめがでるには、なにがひつようかな。わかるひと〜?
児童:はいっ!
濱田:はい、どうぞ。
児童A:みず!
児童B:おひさま!
児童C:えいよう!
濱田:そうそう!だからみずやりはかかさずにね!あと日あたりのよいばしょにおいてね!
牛乳パックでつくったリサイクルプランターには、土を入れて、その上に種だんごを置きます。(今回は季節柄、小松菜のみでしたので、種だんごを置いた土にも種を撒きました)
※小松菜は好光性種子といって、発芽に光を要するので、種だんごのなかに混ぜ込むと発芽率が落ちてしまうためです。これまでのイベントではうまく発芽しているので、念のための処置です。
子どもの発想は本当に豊か。だんごと言うと”丸いもの”だと思っていたら、三角や四角いものも。素晴らしい。
100人を超える子どもたちと種だんごを作ったのは初めての経験。特に時間配分については心配していましたが、各担任の先生方からたくさんのサポートをいただき、なんとか無事に終えることができました。(ありがとうございました!)
今回、小学校という舞台で種だんごが出来たのも、1年生を担当している先生がおうち菜園のサイトを見つけていただき、種だんごの教材としての可能性を見出してくれたから。ただただ、出会いに感謝しています。
その後、先生から聞いた話だと、子ども達は、毎日自分たちで水やりして「まだかなー」と1日に何度もプランターをのぞき込んでいるのだそう。
造形展で皆に会えるのが楽しみでなりません。
※造形展は学校関係者のみの行事で一般公開はしておりません。
2週間後…
そしてその後、造形展に行ってきました。そこで待っていたのは、たくさん芽が出てきた児童たちの種だんご!
学校を再び訪れると「ねー!先生!みてみて!芽がいっぱいでたー!」と、すぐに児童に囲まれたほど、みんな嬉しそうに教えてくれました。
これまでクラス単位で植物を育てたことはあっても、自分だけの植物を一人で世話をする経験は初めてだったようで、休み時間のたびに観察していました。
ヒビが割れたときには「ひ、ヒビが割れたー!」とこれから子供でも生まれるかのように大騒ぎだったとか。
この種だんごは、造形展の”森”として、クラスごとに3つの”種だんごの森”ができあがっていました。
Partner
横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校
公式サイト:http://yokosyo.sakura.ne.jp/
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