もう食品容器をゴミなんて言わせない。寒天や蜜蠟を使ったスウェーデン発の未来食品パッケージ3種

どうも、やっとメモをする習慣がつきました、おうち菜園の江里です。

以前、自宅で簡単にかいわれ大根などの”若菜”を栽培できるキット「INFARM」を紹介しました。折り紙に影響をうけた未来的なデザインが印象的でしたよね。


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このデザインを手掛けたのは、スウェーデンのグループ「Tomorrow Machine」。この名前の通り、今までに数々の未来的プロダクトを提唱してきています。

今回は、このグループの作品の中から特に目立っていた食品パッケージを紹介。鮮やかなのはもちろん、これからの私たちの食習慣が変わりそうなデザインです。

future-food-packages

左から、米・穀物、オイル、ジュース専用パッケージ

未来食品パッケージ1:米・穀物

Rice package

Rice peel

Wax experiments

こちらは米と穀物専用のパッケージ。まるでリンゴの皮をむくように開封することができます。素材はミツバチが巣で生産した”蜜蝋”で、これを70℃まで加熱させて薄く加工しています。

蜜蝋はロウソクの素材として有名ですが、ハンドクリームやせっけんの材料になるとも聞くので、アイデア次第で(特に女性には)一石二鳥のパッケージとなりそうです。

未来食品パッケージ2:ジュース

Smoothie one
Open smoothie 2
Agar agar experiments 1

こちらは冷蔵保存が必要なフレッシュジュースやスムージー向けのもの。素材は、なんと寒天(agar agar)。室温で素材が徐々に縮小していき、1ヵ月もすればぐーんと小さくなります。

ということは、これは”食べられる”パッケージなのかも。ジュースが飲み終わったら、ひとまず寒天を乾燥させて保管、好きなときに水で戻してサラダと一緒に食べるなんてできそうです。

未来食品パッケージ3:オイル

Olive oil
Oil
Sugar experiments

最後はオイル専用のパッケージ。こちらの素材は、砂糖を蜜蝋でコーティングしたもの。卵を割るように中身を出すデザインがなんとも個性的です。

パッケージを加熱するときの温度によって色が変わるようで、例えば100℃だと黄色、170℃だと緑色。割れた破片は油(中身)に触れると一緒に溶けていくそう。最終的にパッケージと内容物が一体化するんですね。

***

僕は夜帰りが遅くなると、帰りにスーパーで売られている格安弁当に手を伸ばすことがあるのですが、これって食べた後にゴミ(プラスチックパッケージ)がたくさん出るんですよね。いくつも買ったら一晩でビニール袋1つ分くらいになることも。

でも、今回紹介したパッケージはワクワクしました。ゴミが減るのはもちろん、ある程度たまってきたら週末に「今週は米のパッケージでハンドクリームでも作ってみるか」とか「ジュースの寒天をサラダに入れてみよう」とか考え方が変わりそう。(あ、ハンドクリーム作りはちょっと自分にはハードル高いかも…)

皆さんはこれらのパッケージを見て、なにか”明るい未来”が浮かびましたか?

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