タワー型から回転式まで。海外でデザインされている未来の栽培システム7選

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最近カメラ用の三脚を買いました、おうち菜園の江里です。

デザインの力ってすごいですよね。どれだけすごい技術があっても「こういうのがあったらいいよね」というデザインがあってこそ、前に進めるもの。

今回紹介する7つの栽培システムは、まだ実現はされていません。でも、どれも斬新で「もしこれが将来実現したら…」と思うとワクワクするものばかりです。

妄想が好きな人は、ぜひこの記事をきっかけに「こんな菜園があったらいいのに!」という夢を、紙と鉛筆で描いてみてください。それが意外と、近いうちに形になるかもしれませんよ。

タワー型菜園「Stem

Stem

こちらは室内専用の支柱のような形をした栽培システム。水耕栽培(土を使わずに水で育成)を採用していて、水やりは自動化されるので日々のメンテナンスも楽です。画像は2段ですが、これを1段取り外してテーブルで育てる、ということもできる柔軟なデザインです。

テーブル菜園「botanic

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こちらは、テーブルで育つ菜園。引き出しのように栽培スペースを取り出すことが可能で、ここにハーブや小さな緑を植えることはできます。こちらも土を使わない水耕栽培を採用。テーブルで収穫したハーブで休日にゆっくりお茶を飲む、なんて素敵な風景になりそうです。

ツイスト菜園「Hydro G

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こちらの菜園は、なんとDNAの螺旋構造を参考にデザインされたそう。3段から4段の栽培スペースがあり、曲線を描いたユニークな形をしています。けっこう十分な収穫量が確保できそうで、例えばレタスや白菜などがこれで室内で食べれたらいいですね。

吊るし型菜園「spice versa

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逆さまに植物を吊るすように栽培するこちらの菜園は、収穫量は少なそうですが、いままでの”置いて育てる”という考え方を”空間で育てる”という段階に進めてくれる斬新なデザイン。この分野では、以前紹介したニュージーランドのプランター「boskke」があり、こちらはすでに一般販売されています。

壁の菜園「Leaf

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こちらは壁に設置できる菜園。「Leaf」というネーミングの通り、葉っぱのようなデザインです。そしてよく見てみると、逆さなに育つ植物もあり。上下で栽培できるんですね。画像から判断すると屋外での栽培を想定しているようです。例えば、都市の商業施設の壁にあったら素敵です。

魚と植物が育つポット型菜園

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この丸みを帯びたデザインの菜園が育てるのは、金魚と植物。以前、フランスのデザイナーが考えた菜園を紹介しましたが、これと同じで、魚が汚した水を植物が浄化してまた戻す生態系のような菜園です。こうした農法は「アクアポニックス」と呼ばれ、現在海外でもっとも注目されている栽培方法のひとつです。

回転式菜園「The Green Wheel

Green wheel

こちらは、NASAが宇宙空間での栽培方法として考案したシステムを、デザイナーがスタイリッシュにデザインしたもの。中心に光っているのがLEDライトで、その周りの部分が回転することで全体の植物に水が行き渡る仕組みになっています。菜園が回転するなんて、かなり斬新なデザインです。

全ての共通点は「水耕栽培」

以上、7つの未来的な栽培デザインを紹介しました。これらに共通するのは、全てが土を使わずに水で植物を育成する「水耕栽培」という技術を採用していること。

室内での栽培となると「土がこぼれたら…」と汚れを気にしてしまうので、この不安を解消してくれるひとつの栽培方法です。清潔なうえに、一部の植物では成長スピードが早まるという話も聞きます。

皆さんは、「これがいい!」と感じるデザインはこのなかにありましたか?

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