創業者の出会い

おうち菜園とは

おうち菜園の江里(左)と濱田(右)

出身地が違えば、年齢もひと回り近くはなれている、おうち菜園の濱田と江里。この2人が出会ったきっかけは、「アクアポニックス」というユニークな菜園方法でした。

仕事をやめて、旅にでた江里

1987年大阪府生まれ、千葉県船橋市育ち。小学校時代は漫画家を、高校時代は水族館職員をめざすものの、専門学校を卒業後は外資系企業に入社しました。

店頭接客の勉強をしながらも、「自分はこのままでいいんだろうか?」という”人生のモヤモヤ”を感じ、約3年間働いた会社を2012年1月に退職。同年4月から、1年間の旅をスタートしました。

雲の位置におどろいた、ヒマラヤ山脈

雲の位置におどろいた、ヒマラヤ山脈

なりゆきにまかせて訪れた10の国。タイで農業ボランティアに参加し、インドのヒマラヤ山脈に圧倒され、イスラエルではベドウィン民族の村で農業を6週間勉強。気づいたら、”農業”を軸に旅をしていました。

そして、2013年4月に帰国。これからの方向性を考える中でふと浮かんだのが、旅中に出会った魚と野菜を同時に育てる菜園「アクアポニックス」。魚の飼育が大好きな僕には、ピッタリの菜園でした。

挫折を経験して、大切なものがわかった濱田

1978年宮崎県小林市に生まれ、少年時代は山、川、田んぼをかけ回り、さかな釣りに夢中。大自然にかこまれて育ちました。砂漠へいくときも釣竿を持っていくほどの釣りバカでした。

大学卒業後はオーストラリアにわたり、小学校で日本語教師を2年間務めます。帰国後は、専門商社に入社。新しいビジネスを立ち上げるおもしろさを感じ、シンガポールやロシアで7年間、事業を展開しました。

モスクワ滞在時の仕事風景

モスクワ滞在時の仕事風景

その後、外資系へ転職するも、効率化追求の先にあるものが見えず、3ヶ月で退職。大きな挫折を経験しました。この頃から、これからの”生きかた”を模索しはじめます。

家族と過ごす時間をふやし、学生時代の友人とも再会。自分の価値観を見直していった先に、少年時代の”原体験”がありました。「ぼくはとにかく自然が好きなんだ」そう改めて感じたんです。

そしてこの時期に、「アクアポニックス」に出会いました。

その後、アメリカから小型栽培キットを取り寄せ、ベランダに手作りのシステムを設置。いろいろな人に会って話も聞きにいきました。そのなかに、同じことを考え実践していた江里がいたんです。

アクアポニックスだったら野菜を育てながら自然の生態系を家庭で体験できる。そしてなにより、魚と野菜を同時に育てるって面白そう!これだったら、はじめての人でも興味を持ってもらえるんじゃないか?


こうして出会ったふたりがつくったのが「おうち菜園」というサイトであり、会社です。

「アクアポニックス」を知ることで、世界にはユニークで、おしゃれで、あっと驚く菜園の形がたくさんあることに気がつきました。

それらを伝え、届けることで”育てて食べる”という行動をもっと身近なものにしたい。みんなが”食の知的冒険”を楽しめる場所をつくりたい。

そんな想いから、「おうち菜園」という会社は生まれました。

おうち菜園が届ける、ガーデニング初心者のためのハーブ栽培セット
「AROMA GARDEN(アロマガーデン)」の販売サイトへ